じゅりれなよ永遠に

じゅりれなよ永遠に

じゅりれな・坂道小説書いてます。

(西野七瀬side)

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ある日

私は未央奈さんに呼び出され

喫茶店に来ていた

 

珠理奈さんにも声をかけているらしいが

少し遅れてくるようだ

 

「七ちゃん、実は昨日、玲奈さんに告白したの」

 

未央奈さんは静かに言いました。

 

その言葉を聞いた瞬間、

私は何も言えなくなりました。

 

未央奈さんはいつも強気で、私とは違って、

自分の気持ちを

はっきりと伝えることができる人です。

 

でも、その彼女が振られたという現実に、

私は驚くばかりでした。

 

未央奈さんは続けた。

 

「でもね、玲奈さんは優しくて、

私たちの友情は変わらないって言ってくれたの」

 

未央奈さんは微笑みました。

その笑顔には、

少しの寂しさが見え隠れしていましたが、

未央奈さんらしい強さも感じられました。

 

私は、未央奈さんの勇気に

心から敬意を表しつつも、

自分にはそんな勇気が

ないことを痛感していた

 

玲奈さんへの私の想いは、

未央奈さんのそれと同じくらい深いものですが、

それを伝えることはできませんでした。

 

未央奈さんの話を聞きながら、

私は自分の内気な性格が、

時として大切なことを伝えるチャンスを

逃してしまうことに気づきました。

 

でも、未央奈さんのように、

自分の気持ちを正直に

伝えることの大切さも学びました。

 

私も強くならなきゃ・・・・