Escape(エスケープ)20 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

私達はタクシーへ乗り込み

 

私はメモにある住所を告げたのだ。

 

「ね!上手くいったでしょ!」

 

珠理奈が得意げに言った。

 

「ひやひやだったよ!」

 

「やればできる!」

 

「もう!ひとごとだと思って・・」

 

私達は笑った。

 

バックミラー越しにそれを見た

タクシー運転手が

不思議そうな顔をしていた。

 

そして、その理由を

この後に知ることになる。

 

私達は古い、

6畳一間のアパートへ到着した。

 

「狭いけど・・・我慢してね」

 

珠理奈が部屋に入ると真っ先に言った。

 

「私には十分だよ!これから、

 珠理奈と二人で暮らしていくんだね。」

 

すると珠理奈が首を横に振った。

 

「え・・・・どう言うこと??」

 

「もう、君は気づいているはずだよ!」

 

珠理奈は真顔で言った。