「ひとみちゃ〜〜ん🎶
今、店の前におるっちゃけど
来ていい〜?」

時計を見ると
朝1時30分を回っている。

息子の保育園の時の
ママ友からだ。

ひとみン:

「はぁ?
もー、閉めとーし!
うち、基本12時に終わるっちゃけーん。

もう家帰ってきて
寝とーし!笑

こんな遅くまで、誰が
飲み回ってるんですかぁ?

あたし、
よくわからなーい。🤣」

「はぁ?
あなたに言われたくな〜い!」

きゃははは〜🎶🎶😆😆😆

2人で大笑いして
電話を切った。

🍃🍃🍃🍃🍃🍃

わたしは
本当に幸せものだ。

こんなわたしを
気にしてくれ思い出してくれる人がいる。

わたしは
その人達を
我が友とよんでいいのだろうか。


30を前にして
日本でもう一度人生やり直そうと

イランから帰国して
いろんな仕事をやってきたが

まあ
色々あって

40を目の前にした
30代の最後の歳に
本格的に水商売に入ってきた。

この地の懐の深さと
子育てと仕事の両立のしやすさに惚れ込み
ここで一からやり直す決心をした。


博多のど真ん中に移り住んで
10年という節目も
最近チラチラ見え出した。

バツイチで
水商売のあたしにでも
全く偏見の目を持たずに
地域の皆さんが支えてくれた。

名もない
どこの馬の骨とも知れない
中近東かじり虫のような
変わり者の中年女に

いつも優しい眼差しと
温かな声かけをくれた。

あたしが
ママチャリの後ろに子供を載せて
夜間保育園から帰ってきている様子を

向かいの一軒家にお住まいの方が
二階の窓からよく見ていらしたみたいで

ある時、あたしが住んでいた
大家の奥様を通じて
ケーキをプレゼントして頂いたこともある。

また
あたしが出勤する時間帯には
大家さんが外にいていつも

がんばりなさいね!
行ってらっしゃい!
と明るく手を振ってくれていた。

そして
そんな地域の方々が
わたしの店にわざわざ
顔を出してくれたりもした。

さらに
近くのお寺の坊守さんも
犬の散歩をしながら
よく私に優しく話しかけて下さる。


🍃🍃🍃🍃🍃🍃


博多はさすが商売人の町だけある。
古くから続く商売の歴史や
それにまつわるパワーを半端なく感じる。

中洲は
ただ、繁華街というだけでなく

地域経済を支えている
大切な地区であり

生粋の博多っ子にとっては

歴史も文化もある
欠かすことのできない
大切な学区の一つなのだ。

博多のお祭りがあるたびに

昼間の中洲の通りを
先生に引率されて
小学生達が練り歩く姿は珍しくない。

わたしは そのような地に
店を構えて子育てできていることに

吹けば飛びそうなんだが
小さな細やかな誇りを持って
日々仕事をさせて頂いている。

ママ友には
博多を代表する飲食店の
女将さんらもたくさんいる。


まあ
中洲に身を置いていれば

社会的に強めの男性にお会いするのは
決して難しいことではないのだが

しかし
その奥様方と
友という枠で繋がれることは
そうそうあることではなかろう。


仕込みで
ママチャリに乗って
店に早めに行く時には

道中
あちらもママチャリの後ろに
子供を乗せたりしていて

「ひとみちゃ〜〜ん、元気〜〜?
あたしも今から仕込みよ〜〜
頑張ろうね〜〜」

とか手を振りながら
めっちゃ元気に挨拶をし合う。


息子もこの地で
博多っ子として育っている。

あたしたち親子は
地域に見守られ支えられ
毎日元気に暮らしている。

というか
あたしはそんな感覚を持って
生活している。

日々
本当に感謝しかない。

地域の皆様に
我が友に
お店のお客様に

皆様に支えて頂いて
今のあたしがある。

🍃🍃🍃🍃🍃

あと
一か月したら
お店も丸4周年を迎える。

本当に本当に
皆様のお力添えのおかげで
今のわたしがある。

誰1人として
欠くことはできない。

過去にも未来にも
わたしと関係するすべての方々に
お礼を申し上げたい。

本当にありがとうございます。


ひとみン
みなさんの笑顔があれば
がんばれます😊💕

これからも末長く
よろしくお願い致します❣️







✳︎ひとみンのお店のホームページ
「夜カフェすぴの座」


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