Takekida's log

千里の道も一歩から

参考になる子育て戦略

2018-08-11 21:31:33 | What`s new ?
戦略子育て 楽しく未来を生き抜く「3つの力」の伸ばし方
クリエーター情報なし
東洋経済新報社


コンサルの三谷さんは人材育成という観点で子育てをとらえていて以前読んだお手伝い至上主義でいこう! ― 子どもの就職力を高める「ヒマ・ビンボー・オテツダイ」習慣も印象的だったのですがこの本はさらにそのノウハウが総合的にとらえられている本だと思います。さらに現場の証言として子育てされた側の声が載っているという子育て本の中では今まで見たことのないような本です。子育てというのは正解なんてないとは思いますが非常に参考になる本だとは思います。少子化になった今、子育てで最も怖いのは過保護、過干渉なのだと思います。考えれば偉人で子供のころから恵まれていたという人は中々いません(例外もありますが)恵まれていない環境の方がどうしようか考える力がつくのは当然のことだと思います。この本でフォーカスするのは
発想力   : 常識にとらわれず新しい発見をして探求できる力
×決める力 : 選択肢を絞るために調査、考えることが出来る力 
×生きる力 : 失敗にめげず挑戦し続けることが出来る力 
=試行錯誤力になります。
ここら辺はAIで失われる仕事があるといっても特に発想のところ、コミュニケーションを図るところに関しては無くなることにない普遍的な能力だと思いますし、逆に人間の価値として残るところなんじゃないかと思います
構成としては1章と2章でこれからの時代に必要とされる力をまとめ3-9章で具体的な子育て対策について書かれてあります。
正直自分の子育てには自信がありませんが必要な方向性というのは見えているしあとは如何にやるかだけだとは思っているので参考にする点は生かしていこうと思います。どんな分野に進むにしろすべては子供が自立できることがすべてです。なるべく干渉はせず、黒子やインフラの様な存在でありたいと考えてます。

参考になりそうなのは以下のようなところ
・子どものお小遣い、小4月400円、小6月600円、中1月1000円、高1月3000円
・子ども達に限界突破経験をさせる
・楽しい発想力訓練には「家族イベント」が一番
・やる気を引き出す任せ方:「少し難しいテーマに取り組ませる」「自由にやらせる」「任せるルールをハッキリさせて覆さない」
・人はポジティブさがネガティブさの3倍を超えると成功する
・「我が家のルール」は、家族が守るべき大切な約束事
・子ども達が嫌がるのは、親の気分で叱られたりほめられたりすること
・褒めるためのコツ:①具体的に、なるべくすぐほめる。②小さなことでもほめる。③子どもの価値観で褒める
・子どもは親という裁定者がいるから、自分を有利にするためにウソを付く
・兄弟姉妹を比べない
・ジジババからはモノをもらわない。経験かお金にする
・ちゃんと文章でお話をする。脱ワンワード
・コミュニケーションの要は絶対に真剣に聴いてくれること
・父との散歩は一度に子ども一人ずつ
・親と話していても、普通の大人との会話は上手くならない
・好きな本を見つける、次にそこから芋づる方式で横展開する
・お手伝いとはあるミッションに対して、子ども達が自分で考え動き、創意工夫するための訓練の場
・子どもが任されたことをやらなかったら、代わりにやっては駄目。みんなで困るだけ
・子どもの頃、家でお手伝いをしていた若者は、使える
・子どもに任せるより、自分がやった方が早いし上手
・かわいい子には旅を「企画」させよ
・ケータイ、TVは時間制限は最低限。暇な時間をあえて作り遊びを考えさせる。
・ケータイを持たせるのは子供が親を説得できたら
・子供同士のケンカは仲裁しない。自分たちで解決させる。
・いつ何を任せるかという判断、親の役割
・「高校を出たらちゃんと家を出るんだよ」と伝える
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