8月に発表されたマウスの脳内構造と宇宙構造のシミュレーション結果の類似性に関する発表を受けて宇宙学と神経外科学の観点から定量分析を行い、銀河がつながる水素ガスの大規模構造の宇宙網とヒトの脳の神経回路網(ニューラルネットワーク)を比較した結果が11/16に公開されています。規模に27桁以上もの違いがあり、その構造がもたらされた物理的プロセスも本質的に異なっているものの、両者の構造には、同様の複雑性と自己組織化が 見られているとのことです。まさに脳内のつながりは宇宙のようにスカスカであるのですがクモの糸のようにつながっている組織化構造のネットワーク力学は同じということが言えそう。 インターネットのつながりというのも類似性がみられるとの指摘もあり、情報同士がつながりを作る構造というのは一定の最適化構造に収斂するということなのかもしれません。 点と点がつながっていてより情報が行き来する点=Hubとつながるネットワークが強く太くなっていくと考えれば不思議ではないのかもしれませんが… 何かを上達したり記憶したりというのも同じような流れで出来ると考えるといろいろ同じような構造を見たくなるのは人間の性なのかもしれません。
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