Takekida's log

千里の道も一歩から

読書率が階層を決める時代?

2019-10-13 23:05:30 | Books
  電車に乗っていると感覚として7割ぐらいの人はスマートフォンと対面してます。(自分も人の子と言えた立ちではないですが)で多くの人がNewsを見ているかメールをしているかゲームをしているかといった感じ。確かに便利にはなりましたが多くの人が依存症という事態になっているのかもしれません。そしてこれとも関連するのが読書率の低下です。 イギリスの出版社カネロの調査によると、2007年から2011年にかけて、イギリスのハードカバー本の売上は1300万$程度低下、アメリカでは、高校を卒業した33%の人が卒業後一度も読書せず、大人の70%は過去5年の間に本屋に立ち寄ることをしていないのだとか。  オンライン上の調査によると、15歳以上のアメリカ人のたった19%が楽しみのために読書をしていて、35歳から44歳までの年齢層が最も読書率が低下しているとのこと。読書が直接役に立つわけではないかもしれませんが間接的にはより収入および学歴にも緩い相関があるとのこと。 この本はそんな状況に警報を鳴らしたもの。本が絶対的にに良いという崇拝者ではありませんが・・・このままスマホが普及していくのは怖いとおもいました。(特に子供に対して)

・文化庁の「読書」に関する調査結果によると、1カ月に1冊も本を読まないという人が47.5%に達している。パチンコやスマホゲームにはまらず読書をするだけで「8人に1人、つまり上位10%に入れる(可能性が上がる)。
・読書によって身につく大事な力は「集中力」と「バランス感覚」。
①集中力を鍛えるには、時が経つのを忘れ、人の話が耳に入らないほど、本の世界に入りこむ経験が非常に有効である。
②バランス感覚とは、自分と地球、自分と他者など、世の中と自分との適切な距離感を保つ能力。バランス感覚は、子どもの頃は体を使った遊びの中で身につけられる。一方、大人になってからは読書によって獲得するのが近道だ。他人の体験や知識を取り込んで、自身の内なる世界観を広げることが本によって可能になるから。
 スマホでの経験は読書より圧倒的に薄いのだと思います・・・
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