Takekida's log

千里の道も一歩から

脳年齢が表わすバロメータ

2018-08-11 00:37:58 | What`s new ?
見かけより若い人、年取っている人がいるように自信が感じる衰えというのにも個人差があります。衰えというのは自身で近くして感じるものではありますが
Frontiers in Agein Neuroscienceに掲載された論文によると気持ち上の「主観年齢」と実際に観察できる脳の老化度合いというのは思いのほか関連しているそうです。
高齢者でも気持ちが若い人たちは、MRIで見た脳においても、老化の特徴(=脳の灰白質の減少=加齢による空間認識能力や運動能力の低下のバロメータ)が少ない傾向にあったとのこと。
実際には59歳~84歳までの被験者68人の脳をMRIで測定し、各脳領域での灰白質を調査。
また、認知機能の測定、性格診断(社交性やオープンマインドであるかどうかの度合い)に加え、主観的な健康状態と、自分が感じる年齢を回答してもらったそうです。

つまりは気持ちというのは脳の老化を表すバロメータになっているとのことで実際に脳が老化し始めるから気持ち的にそう感じるのか、
気持ちが若いから脳が老化しにくいのかという鶏―卵のどっちが先か議論というのはありそうですが前者ということであれば老人だから・・・という理由であきらめたりしないで
年甲斐もないことをするのがいいということになります。
考えてみれば人間は年を取るほど保守的になるであろうことは想像されますがそんなことは意識せず脳の老化現象に立ち向かうのが良いのかもしれません。
あながち脳年齢という概念は捨てたものではなさそうです。
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