「スガ・リセット内閣」

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TVアニメ『呪術廻戦』にキャラクターデザインなどで参加しております。

第1弾PV 演出を担当いたしました。

お楽しみに！

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あす14日は自民党総裁選。総理大臣が決定するのは数日後です。

安倍総理の辞任表明前から噂のあった「菅総理」へと地盤が固められているようです。

自民新総裁、菅氏選出へ　議員票圧倒、地方票も上積み―１４日投開票https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091300230&g=pol

候補3人の討論の要約を読むと、最もマシなのは石破茂氏だと思います。仮に、ありもしない「財政問題」を改めていないとしても、新型コロナで痛めつけられた国民に消費減税や納税猶予など方策を示したのは評価できる。岸田氏はいかにも風見鶏で取り上げるべき発言がない。

菅氏は、「消費増税は避けられない」と発言し、すぐに「10年は不要」と釈明したものの「将来的に増税は不可避」と言っている。

ありもしない「財政問題」を改める気がまったくなく、緊縮財政と消費税でどれだけ日本経済が衰退して国民が貧困化し、改革に次ぐ改革で格差が拡大したかにまったく興味がない。

さて、ボクの安倍総理の辞任表明に対する最初の感触は「やられた！」でした。

8月17日に4−6月期GDP速報が出て、大幅なマイナス成長が明らかになった。感染者数は減ってきていたが、行動規制を緩和しても景気回復させるにはコロナの足かせは重すぎる。10万円給付がほぼ行き渡ったものの納税などに回って消滅するとか今後のために貯蓄へと回るなど、消費促進の効果は限定的だった。一度だけの給付や貸付補助などでは景気浮揚効果はほとんどなかっただろう。

第三次補正予算を組むべきだという声が自民党内の若手政治家からあがっていた。これが盛り上がれば財政支援の追加があるかもしれない。そんな微々たる期待が、安倍総理の辞任表明で断ち切られた。

ニュースは「辞任表明」と「次の総理総裁」で埋め尽くされ、コロナによる経済被害救済は吹っ飛んでしまった。

この頃までに日本経済新聞を中心に、今年の国債発行で「国の借金」が膨らんで大変なことになるといつものデマが強化されていた。

菅義偉氏は安倍路線を継承し、コロナ禍で増やした財政赤字を減らし、「緊縮財政・改革・グローバル化」を2019年の状態に引き戻す役割を担うことになるのでしょう。

「スガ・リセット内閣」です。

70兆円も国債発行した2020年の異常な半年間をリセットし、徹底的な緊縮財政に戻す。

「モリカケ」や「桜を見る会」などでバレた隠蔽体質、嘘つき政治の実態をリセットする。

実際、討論番組では「終わったこと」と発言していたようですね。さもありなんです。

安倍政権7年8ヶ月の悪行とコロナ禍に追い詰められて唯一おこなった善行、そのすべてがリセットされて、菅総理の「安倍路線」がはじまるのでしょう。

辞任表明で安倍氏の支持がまた5割に戻ったそうで、菅内閣発足後も高い支持率が出るんでしょうね。

こういうのは普段あまり書かない「政治の話」ですが、本当に救いようがないのだなと嘆息するしかない。

菅氏は官房長官として報道をコントロールして総理を支え、人事を握ってきた。