旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~由利高原鉄道「B級グルメ列車2019」の旅 3(完) 帰路は田沢湖線

2019-11-11 11:30:02 | 旅の小窓
 駅に向かう途中、駅前の地下道入口脇にある花壇に「ゴリラ」を発見。


 何故、ゴリラ?


 大曲駅舎は秋田新幹線開業と同じ1997年(平成9年)に改築されました。
 デザインは、江戸時代から水運の利をもたらしている河川の水のうねりを格子で表現したものだそうで、翌年に通産省グッドデザイン賞、日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞、鉄道建築協会 協会賞作品部門入選を受賞しているそうです。


 大曲と言えば「花火」。駅舎前には、花火玉のモニュメント!
 玉の導火線の先には、ソーラーパネルが付いていて、夜になると、導火線がピカピカと光り、その上方には電飾があります。




 「駅スタンプ」の絵柄も「花火」。そして秋田新幹線がここで進行方向を変える「スイッチバック」と組み合わせたものになったいます。

 
 橋上駅舎になっているため、改札口は2階です。


 「駅名の由来」から、駅舎デザインのコンセプトが分かります。


 田沢湖線上り普通 盛岡行に乗ります。大曲駅・盛岡駅間を直通する普通列車は、一日3往復しかありません。
 田沢湖線全線を「こまち」で通ったことはありますが、全線普通列車は初めてです。


 75.59kmの田沢湖線は盛岡駅が起点で、大曲駅が終点になっています。




 田沢湖線は在来線ですが、「こまち」が乗り入れているため、線路の幅が新幹線規格になっています。線路を見ただけではどちらが新幹線ホームなのか区別が付きません。




大曲        07:01発
 大曲を出ると田沢湖線盛岡方面は右に、奥羽本線秋田方面は左に分かれていきます。


 今にも雨が降りそうです。
 今年8月の由利高原鉄道「納涼ビール列車」に参加した帰路も、田沢湖駅までは普通列車でしたから、田沢湖駅までは景色を楽しめなくてもいいかな?
 コンビニおにぎりの朝食タイム。
北大曲       07:04着 07:05発
羽後四ツ屋     07:07着 07:07発
鑓見内       07:10着 07:10発

  とうとう雨が降ってきました。


羽後長野      07:13着 07:14発
鶯野        07:17着 07:17発
角館        07:20着 07:21発

 角館駅発車した頃から、雨も上がり空も明るくなってきました。




生田        07:24着 07:25発
神代        07:28着 07:28発

 奥羽山脈を目指して上っていきます。


刺巻        07:36着 07:36発
  刺巻駅はログハウス風の無人駅です。


田沢湖       07:40着 07:41発
 出発します。隣の赤渕駅までは18.1kmあります。


 秋田新幹線も同じ線路を使って走っていることが想像できない方もあるのではないでしょうか。






志度内信号場    運転停車 
 周辺は豪雪地帯であるため、ポイント(分岐器は)スノーシェルターに覆われています。 左側に見える線路が新幹線を高速で通過させるために一線スルーになっています。通過列車はありませんでしたが、待避線側に入り運転停車(乗客が乗り降りできない)しました。職員乗降用の短いホームと駅名標があります。ここは、乗客が乗り降りするためにドアが開くことがない信号場です。


 仙岩トンネル。全長3,915mのトンネル内に秋田県と岩手県の県境があります。


大地沢信号場     レ
   大地沢信号場では、直線になっている一線スルーを通過します。


 待避線側には職員乗降用の短いホームが2箇所と、駅名標があります。


 カーブしているスノーシェルターの中で待避線と合流します。

 
 標高が高いことが分かります。


 徐々に高度が下がってきました。




赤渕        07:58着 07:59発
 隣の田沢湖駅から県境をまたいで18.1km。赤渕駅に到着。


 そろそろ山下りも終わりそうです。




春木場       08:02着 08:03発
雫石        08:06着 08:10発

 秋田新幹線下り1番列車、仙台始発の「こまち」95号が通過していきます。


小岩井       08:14着 08:15発
 およそ24‰の下りも終わりです。




大釜        08:20発 08:21着
 大釜駅では、融雪装置新設に伴う線路の切り替え工事が行われたばかりです。

 





 直線に入り、スピードが上がっています。


 盛岡駅から2km付近で高架区間に入ります。


 在来線と「こまち」の分岐点です。


 在来線は右に分かれます。




 高架を降りて、盛岡駅構内に進みます。






 田沢湖線の起点を示す0キロポストがホームの外れにあります。


盛岡        08:26着




 東北新幹線下り はやぶさ1号新函館北斗行に乗り換えます。


  始発 東京06:32発


盛岡        08:45着 08:49発
いわて沼宮内     レ
二戸        09:09着 09:10発
八戸        09:21着
 
 八戸駅到着。


 続きは『旅の小窓~11ぴきのねこラッピングトレイン運行記念セレモニー』で後日お伝えします。
 おしまい。



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