DonkeyMの部屋

Donkeyはロバ。格好良くなく、足も遅い。「のろま」とか「馬鹿」といった意味。日々の感動、怒り、愚痴等を記事にしたい。

スローイン、ファーストアウトは、今もカーブを曲がる時の鉄則か?

2020-08-05 08:55:39 | 雑感
 今年で、私も70歳になる。いよいよ老人の仲間入りの歳になってきたということなのだろう。そんな私、若いころから車の運転には自信を持っていたというか、興味や関心を持って、自己の運転を自己チェックしていたという方が適当かも知れない。どのくらいの速度なら、この程度のカーブは安全に、余裕を持って曲がれる、それ以上の速度では、曲がれるか否か不安を覚える、自信が持てないという一線を決めていた。そんな中、昔は、プロドライバーや運転の解説者など、「スローイン、ファーストアウト」という言葉を耳にしたし、そういうものだと思ってきた。
 田舎育ちの私は、だれも走っていない、見通しの良いカーブで、自分の限界速度を上げるべく、ブレーキングやアクセルワークを使いながら、安全に曲がれるように、運転技量を上げる努力をしてきた。そして、人を載せていたり、見通しが悪かったりするときは、この自分で確かめた限界速度を大きく下回る速度で走るようにしていた。
 ところが、いつの頃からだろうか?アクセルワークをそれ程必要とせずに、ただ、ハンドルを切れば切っただけ曲がれる車が登場してきた。FFとFRのハンドリングの違いも、ほとんど感じさせない。また、道路事情や混雑状況も、この間に変化してきた。以前ならば、首都高速の制限速度50km/hでは、かなり曲がるのに苦労したところでも、それ程苦労することなく、通過できるように、車の性能は向上した。ハンドルを切れば、ハンドルを切っただけ曲がってくれるし、膨らみもしない。全く目を見張る進歩だ。
 今の首都高速は、道路が空いている時間帯では、制限速度を越えるスピードで、車間距離ギリギリの状態で、車は走っている。「スローイン、ファーストアウト」を実行しようとすると、まさしく「傍迷惑」というもののように思えてくる。そうかといって、車の流れを乱すようなゆっくりとした速度で走るということもまた、「傍迷惑」というものだ。過密になった状態で早く走るのは御免だし、過疎になった状態で物凄い速度で走るのも御免だ。最近では、東京を通り抜ける時間台を慎重に吟味して、出発時間を調整するように心がけている。
 息子たちには、「おやじ、もう歳なんだから、運転はするなよ!危ないから、電車で来いよ!」と会うたびに言われる、そんな年代になってしまった。私の場合は、今、たまたま街中に住んでいるので、車に乗らずに生活できるが、住まいがちょっと郊外になると、車はまさに必需品、運転をやめてしまうとすぐに明日からの日々の生活にも困るのが殆どだろう。前にも、このブログに書いたと思うが、「若者は郊外に、年寄りは中心部に住み替える」こんな政策を進める必要がますます高まっているように思う。
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