海を超えた引っ越しというのは、前にも経験しておりましたが、
前回は私の論文研究のための日本行きだったため、一年ちょっとという期限つきで、
今回の本帰国は勝手が違いすぎ!
なので法律とか、税金とか全部調べて準備するべきなのです。
しかし、今回それをやると石橋が壊れるほど叩きそうだったので、やめました。>_<
この時点ではまだまだ「帰国か?永住か?」と大きくぶれている時期。
調べ尽くして、やっぱり面倒なことになると思えば、本帰国をやめてしまったかも。
日本の親戚には「帰る帰る詐欺」と言われかねない。( ;∀;)
転職前は4月の新学年前に帰るといっていたのに、転職したから6月に延期し、そしてコロナだから6月に帰れないと再び延期しましたから。
正社員で就職した時点で、もう帰ってこなくなるなと思われていた感がありました。
でも、引っ越してみると、今更ですが、法律の落とし穴があって「調べとけばよかった!」となるんじゃないかと、最近ビクビクし始めました(小心者)。
さて、出発前の状態に話をうつしましょう。
もちろんコロナでのロックダウンの下、身動き取れなくなったのが3〜6月。
5、6月まで仕事して帰国しようと思っていたのが、大誤算です。
その時期はベイエリアは店や公共サービスまで無期閉鎖でゴーストタウン化している時期。
子ども2の日本のパスポートは年末に更新できていたのですが、アメリカのパスポートは4月の春休み中に更新に行くはずだったのに、ロックダウンでパスポートもお役所が閉まっていて申請できない状態に。
これがアメリカの水際対策!
航空会社に日本のパスポートだけで出国できないか問い合わせたところ、アメリカ国民である以上、国土を出る時はアメリカのパスポートが必要です、と言われ。
ギリギリまで待たずにさっさと更新しておけば良かったと何度思ったことか。
「もうコロナでいつ帰れるかわからへん。来年とかかもしれない。となったら、子ども2がいきなり中学から日本ということになるから、やっぱり可哀想すぎて引っ越しは断念か・・・」と、グルグル悩む日々。
そう、今年にこだわったのは子ども2の年齢のため。
いきなり中学からよりも、今まで体験入学でお世話になった小学校(わたしの母校)からにしたほうが良いと思ったから。
「本帰国断念」という言葉は心にすごく重くのしかかってくるものの、子ども2のことを考えるとアメリカに残るのがいいのだろうから、子どもの人生をとるか、自分の老後をとるかという二者択一を自分でしなくてよくなる、
コロナのせいにしてしまえば、幾ばくか気持ちが楽かもしれない、と思っていたりしました。
仕事で経済的な安定も手に入れましたからね。
5年非正規でがんばってキャリアらしいものを築き上げて、やっと手にした正社員のポジション。
ほんっとに手放すのが辛かったです。
しかし、前述したように、今だけを考えていてはいけないのです。
伯母・叔母たちがまだ生きている間にそばにいよう、そして将来子どもたちに迷惑をかけないためにも、今生活の基盤づくりをする、という自分の思いに従うことにしたのですから。
結局、パスポートの申請ができたのは6月でした。
サイトでチェックしていると、至急パスポートが必要な人(例えば家族が病気で2日以内に渡航しないといけないなど)のみを受け付けているということが記されている状態が続いていたのに、ある日、段階的に業務を再開しますとアップデートされていました。
オンラインで予約をとってみて、申請に行ったわけですが、サイトにも書いてあったように、受付の人にも「数ヶ月かかりますよ」と念を押され。
冬とかになるか?とビクビクしていたわけですが、その4週間後にすんなりと郵送で送られてきました!
なんや!拍子抜け!
この時点で7月中旬。
さてパスポートも揃ったし、ほんまに私たち、このコロナ禍で海外引越しするのか!?
続く〜
実家・・・コロコロ、壁に吊るしておかなあかんもんなん?
そのほかにもいろんな物が画鋲や釘で吊るされていました(撤去したので過去形)。