季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

猫に学ぶ

2018年08月09日 | 音楽
ボクシングに八重樫という選手がいる。世界チャンピオンだった人だから有名だが本ブログを訪れる人には縁遠いかもしれない。

この人が競輪の後閑という選手と対談している。この選手も競輪界で有名らしいが、こちらは僕に縁遠い。(今知ったがこの人は昨年引退したそうだ。)

ギャンブルには縁がないというとお前の人生そのものがギャンブルだとのたまう人が結構いる。黒か白か、ルーレットは赤か黒かだが。

しかし僕が如何にまともな男かは以下の記事でも分かるであろう。


この2人のアスリートは偶然にも猫の動きに着目していたという。猫科の中でもチーターなのだそうだが。

猫科の動物の背中は彎曲している。それが大きなエネルギーを生む原動力なのだと強調する。後脚であれ程高く跳び上がる猫も二本脚で立たせた後には跳べないではないか、と。

そして大きなエネルギーを作り出すのは結局骨盤と肩甲骨周りなのだと言う。これは僕がピアノ演奏に必要だと強調することと一致する。

日本で非常に多く言われることを守ると骨盤は固定され、肩甲骨周りは余りに弱々しくなる。

注目しておきたいのは、その結果かえって疲れないと両選手が言っている点だ。例えば自転車を漕ぐ際、ペダルを踏むのではなく引き上げる脚を使うのだという。すると骨盤から放り出すような一種の加速を利用することが可能になる。

言うまでもないがこれは直接ピアノ演奏と関係はない。しかし感覚的には大変よく理解出来ることだ。


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2 コメント

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八重樫さん関連で (ノグチ)
2018-08-14 00:34:49
先生が八重樫さんの話をするとはとても面白いと思って投稿してしまいました。
八重樫さんとは直接関係ないのですが、この人の拓大時代の先輩に内山高志という最近引退した選手がいます。とても強く、KO率も高かったのですが、打ち方が猫に似ていると思います。所謂猫パンチ的な、打ち通すよりも打って引く動きがとても上手い感じです。カンガルー的なパンチというのかもしれません。
別の話ですが、ブルース・リーの映画で『ドラゴンへの道』の最後のコロッセオのシーンでの猫と肩の映像も、猫の動きがヒントになっています。何よりブルース・リーの動きが猫の動き方に似ています。猫的な動きは格闘技にすごく関係があると思います。
なんだかピアノと関係なくなってしまってすみません。
Re:八重樫さん関連で (dummkopf_1950)
2018-08-15 01:34:26
ノグチさん

コメント有難うございます。
ボクシングがお好きなのですね。格闘技に限らず、人の動作は背中(勿論腰も)の働きによるのです。ピアノの教え?ではその事実を無視しているのではないかと思うのです。

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