ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

もくれん と こぶし

2020-03-23 00:34:01 | 草・木・花 風に吹かれて

もくれん と こぶし

---------------------------------------

 代春贈  白居易
山吐晴嵐水放光、辛夷花白柳梢黄。
但知莫作江西意、風景何曾異帝郷。
---------------------------------------
 春に代りて贈る   白居易
山は晴嵐を吐き水は光を放つ、辛夷花白く柳梢黄なり。
但知(ただ)江西の意を作(な)す莫(な)くんば、
風景何曾(なん)ぞ帝郷に異ならん。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

コブシ

白木蓮

 

この「白居易」の漢詩の「辛夷」は、じつは「白モクレン」のことのようです。
「辛夷」は、「シンイ」と読み、
 「コブシ」と読み替えたのは、日本でも後年のことで、
   実のなるころの赤子の「こぶし」似ているのから名付けられたと聞きます。
つまり、「コブシ」と「白モクレン」は、”似て非なるもの”ということです。
「モクレン」は、「柴木蓮」が本来であり、「白木蓮」は亜流であります。
さらに、「モクレン」は、かって、木になる「蘭」に似て「木ラン」とも呼ばれ、
  やがて、木になる「蓮」に似ているところから「木レン」とも呼ばれ、
     ”ラン”に似ているほうの「木蓮」が定着していったようです。

こぶし と 白木蓮

            もくれん                                      コブシ

 

                 もくれん

 

                          コブシ

花弁は、コブシのほうが小さく、コブシのほうが不規則に開いています。反面、木蓮は花弁が規則的で大きいようです。

 

薬草として・・
「コブシ」も「白モクレン」も、花つぼみの時期に採取して乾燥させると、かなり効用の高い鼻薬になります。つまり、・鼻詰まり、蓄膿症の薬です。風邪の初期に効く「葛根湯」にも、この薬草は、一部分含まれるそうです。
「鼻詰まり」の場合は、少量を煎じても良し・・

私的状況:
寝起きの時、腰をやられて、以来腰痛・・寝起きの時がつらい


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。