炎の中に仏様を拝見した激レア体験・五年前の年越し護摩祈祷-2020年、新年おめでとうございます。 | 普門院だより~アメブロ版~

普門院だより~アメブロ版~

岡山県岡山市東区の普門院というお寺の

ブログです。

寺の年中行事や歴史など折々の情報を

ご案内していきます。お問い合わせは

こちらのブログのコメント欄か直接、

当寺までお願いします。

お気軽にどうぞ゛。

新年あけまして

 おめでとうございます。

 

早いもので、令和2年のお正月も三が日は終わりました。


 折しも明日からは週明けということもあり、皆様も日々のお暮らしが通常ダイヤに戻る方も多

 

いのではないかと思います。

 

 お陰様で当院の年越し護摩祈祷も無事終えることができました。

 

 年頭といえば、今年の抱負など普段はあまり考えないようなことも考える時期でもあります

 

ね。

 

 丁度、アメブロのお題でも「今年の抱負」というものが出ていたので、私も少し考えてみまし

 

た。

 

 若い頃は抱負などというと「今年は○○をやり遂げてみせる!」と息巻いていたような気がし

 

ます。血気盛んといえば良いのでしょうか。

 

 しかしながら、人間も年を重ねてくると、大業・偉業を成し遂げたり大成功を収めたりすること

 

よりもっと大切なものがあるのに気づきます。

 

 一体、何でしょうか?

 

 それは日々、心身共に健やかに過ごすこと。自らの心を正しく持つことに他なりません。

 

 ですので、私としては今年の抱負は

 

―自分の無理のない範囲で少しずつ(努力を)積み重ねてゆくこと。

 

 と、ひそかに決めました。

 

 皆様も是非、今の時期に今年1年をご自分がどのように過ごすかをお考えになってみてはい

 

かがでしょうか。

 

 抱負といっても、何も大きな目標を掲げる必要はありません。私のように、ちょっとしたこと、ご

 

自身の無理のなくできることでよろしいと思います。

 

 さて、当院では大晦日に恒例の行事となりました護摩祈祷を行いました。

 

 以前もご紹介しましたが、護摩の炎はその都度、微妙に形は変わるものの、不思議に仏様の

 

形になることが多いです。

 

 今日、「振り返り投稿」で振り返ったのは2015年の年越し護摩のリポートのようですが、恐らく、

 

この年が私が記憶する限りでは最も鮮明に仏様の形を取った炎を見たように思います。

 

 そしてこれもまた不思議なことですが、この年は私は―あくまでも個人のことで恐縮ではあり

 

ますが―、長年努力してきたことが受賞という形で大きく評価して戴き、個人的に大変実りの多

 

い年でもありました。

 

 功徳というものは実際にあるのでしょうか、炎の中に仏様を見てから数年、その充実期が続き

 

心身ともに大変充実した時期を過ごさせて戴いたように思います。

 

 やはり、炎の中に仏様を拝見するということは稀有な体験であるのかもしれない―と今になっ

 

てつくづくありがたいことであったと思います。

 

 それに味を占めてというわけではないけれど、以来、護摩祈祷の際にはデジカメを握り締めて

 

スタンバッておりますが、あの年ほど鮮明な仏様を見たことは残念ながら、いまだかつてありま

 

せん。

 

 あまりこのようなことを大っぴらに申し上げますと、スピリチュアル系のブログかと勘違いして

 

戴いても困りますので、この辺りにしておきますが、とにかく、あの年ほど炎がキレイに仏様に

 

なっていたことはないのです。

 

 是非、もう一度、拝見してみたいものなので、気長に炎を拝ませて頂こうと思います。

 

 その一番キレイに仏様が見えたという年ほどでもないですが、今年の炎もまた美しいと思いま

 

す。





 

 どうぞ皆様、本年も当院をよろしくお願い申し上げると共に、皆様にとってこの1年が幸多きも

 

のでありますことを心より祈念申し上げる次第であります。

 




                             合掌