仲介へのワイロ
今週は契約・決済が連日続くので気を緩めることが出来ない週です。
さて、どこの誰が流布したのか知りませんが「他の買い手に勝つために仲介に手数料マシマシ」が有効という風潮があったりします。名刺の裏側に書いてアピールしろ、とかね。
これってホントに有効なんでしょうか。
一言で言うと「仲介のレベルによる」ということになりますが、私は賛成してない派です。
根がものすごくマジメな(?)私に対して、ほぼ初見に近い人から「タンボ出しますけど?個人口座振込みOKっすよ~」なんて、いかにも人生裏街道にも通じてますみたいなシタリ顔で話を持ちかけられたらかなりイラっと来ますね。
コイツ、俺がワイロで動くと思ってんのか、こんなチンピラに安く見られてたまるかっ!てね。
ちなみにタンボというのは担当者ボーナスのことで、会社に支払う正規の仲介手数料とは別に担当営業マンに個人的に支払うワイロのことね。
極端な例でいうと、販売価格5000万の売り物に対して、買主Aが満額の5000万で買付申込、同時期に買主Bが4000万円で申込をしてきたとします。ただし買主Bは担当営業マンにタンボ100万を提示。
まともな仲介ならば売主の最大利益を追求しますから当然満額の買主Aを選びます。
しかし、タンボ100万の小遣いに目がくらんでしまうヤツは買主Bを選びます。もちろん買主Aからの買付は売主には報告せず握りつぶしてしまうわけです。
これを不誠実と言わずしてなんという。
ちゃんとした大手の営業マンはタンボを持ち掛けてくる客はシャットアウトします(例外は、、いるでしょうがw)
個人でも私みたいに(俺のことナメてんな~)と気分を害する仲介は少なくないでしょうし、以降のお付合いはご免こうむりますってなりますのでこーゆーことはあまりしない方が良いと思います。
結局、不動産取引って仲介以外にもいろんな人が関わってくるわけで、ワイロを受け取るようなヤカラがいたとしても他の大多数はちゃんとしたまともな人達の業界なので、こうした不誠実をやってるヤツや流布している連中は淘汰されていくんじゃないかな~、と思いたい。
応援クリックは右のアイコンをポチだよ~→→ 不動産投資 ブログランキングへ