自主管理か、管理委託か | 好感度ゼロ上等のクセが強い不動産ブログ

自主管理か、管理委託か

ようやく両目で読書ができるようになったので川村親分の新刊を拝読。

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で、その感想。

 

ちなみに「不動産投資本を〇〇冊読みました!」という方がおられますが、数はどーでもいいでしょ。

まったくの初心者がシロート大家さんの書いたしょーもない本を一冊だけ読んでそれを実行してしまうよりはだいぶマシですが、大事なのはバイアスのかかっていないまともな内容の本をきちんと理解したか(またはセミナーを聴く)どうかです。

 

【自主管理の是非】

これが本書の一番のポイントとなっていますが、これは人によると思います。

大家さんとして決して入居者と接点を持たない主義の方も多数いて、みなさんスジの通った理由をお持ちです。優秀な管理会社を使いこなすのも兼業大家さんの腕と言えるでしょう。私が管理委託を頂いている物件では当然ながら大家さんと入居者が接することが無い様に配慮しています、とちょっと宣伝w

 

【税務と投資シミュレーション】

これは本書に同感です。税金を取られる仕組みは絶対に勉強すべき。

あとシミュレーターを活用して返済期限中のCFの変動についても把握するのは必須です。

 

【物件の取得方法】

川村さんが「ゼロから大家さん」だとは知りませんでした。私も茨城の25平米ほどの小さなボロ平屋で家族4人で育ち、ずっと徒手空拳でやってきたので共感を覚えます。

川村さんは一棟目を購入するまでに十分な貯金に励み、スルガでレバレッジをかけながら高利回り物件で一気に規模拡大をしたとのこと。融資情勢が変わった今ではちょっと再現性が厳しいですが、「初期段階で一棟物を買ってターボをかける必要がある」というのは重要な事実です。ゼロスタートの方はこれを意識して買う順番をよく考えないとボロ戸建3,4軒買って行き止まりになってしまいます。

 

【DIYについて】

自主管理推しの川村さんですから修繕などのDIYについても触れています。チェーンソー?で指を落としたという衝撃的な記述もあります。現場監督出身の私からすれば、プロの現場作業をほとんど見たこともない方がいきなり回転工具を使うのはリスキーすぎますね。大工工事をやりきるには相当多種多様な工具と技術が必要で、丸ノコがあるくらいではやれる作業はすごく限定され結局本職さんを呼ぶことになるのですから、危ないことにはハンパにトライせずに最初からプロに依頼した方がいいです。

仕上げ工事やクリーニングを自分でやるのはやりたければどうぞというかんじ。

むしろ、本書とは逆にぜひやるべきだと思うのは電気工事。電工二種取って実務を覚えればすんごく役に立ちます。実務覚えたければいくらでも手伝わせてあげますよw

 

序盤のかぼちゃ事件の章は初心者さん必読ですね。あれと黒字倒産に言及した部分をよく理解できないようじゃ不動産投資はまだやらないほうがいいです。

 

 

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