時間の外　 ~since 2006~

最近、アメリカでＵＦＯの映像が公開されたりして、今さらのように「ＵＦＯは本物か？」とか「宇宙人はいるか？」の議論が賑やかだ。

テレビのバラエティでも先日とりあげられていた。

ＵＦＯや宇宙人の存在を信じるか、信じないか。それは人様々。

私自身はどうかというと、半信半疑というのが正直なところ。

全否定はしない。でも全肯定もしない。

おそらく、そんな人は多いのではないだろうか。

とりあえず私は、映像の多くはインチキだとは思っている。

だが、全てがインチキ・・・・と断言する勇気はない。

中には本物もあるのではないかと思ってはいる。

そのへん、なんか、幽霊と似てる気がする。

幽霊は、いるか？いないか？という問題に対する私の見解もまた、ＵＦＯや宇宙人と同じで半信半疑。

すべてを否定する気はないし、大半は気のせいだったり、インチキだったりするだろうと思うが、かといって絶対にいないとは言い切れない。

中には本物もあるのではないか。

現に私も１度はそれらしきものを見たことがあるし、それらしき声を聞いたことは数回ある。

ほんと、この半信半疑の感覚は、ＵＦＯや宇宙人と幽霊は私にとってどこか似ている存在ではある。

宇宙人に関していえば、宇宙と言うのはあまりに広大すぎる。想像できる範囲を超えた広さで、その広さは実感しづらい。

とはいえ、生命体に寿命というものがある以上、宇宙での移動は、距離や時間を克服する手立てがないと無理だと思う。

まあ、漫画やアニメでは、それを解決する手段として、ワープというものがある。

ワープというものが実現可能かどうかはともかく、なんらかの方法で距離や時間を克服しないと、よその惑星から地球まで来れるものじゃないと思う。

もしも、時間や距離を克服する手立てを宇宙人が持っているのなら、それは明らかに地球人の知能を超えているはず。それと、重力制御の手立ても。

地球人にはそれはまだできないから。

だとしたら、地球人を遥かに凌駕する知識や文明や技術を持つ宇宙人は、地球人を対等の立場としては見ないのではないか。

その気になれば、簡単に地球人を屈服させることができそうなものだ。

ただ・・・仮に宇宙人が地球人を屈服させて、地球を侵略したとして、宇宙人の本当の敵は地球人ではなく、地球の環境だと思う。

昔ＳＦ小説や映画で、火星人が地球をせめて来た時、火星人は結局地球の環境に負けた。

地球の環境に適応できなかったからだ。

地球人にとって地球の環境は生命を維持できる環境かもしれないが、全然環境が違う星にいた宇宙人にとって地球の環境が生命を維持できる環境ではない可能性は高い。

現に、もしも地球人が太陽系の他の惑星に行っても、仮に宇宙服があったとしても生命を維持できる惑星はないようだ。宇宙服がなかったら、なおさら。

でも、それって、地球に来る宇宙人にとっても同じなのではないか。

ただ・・・その宇宙人が、ドラえもんに出てくる「テキオー灯」みたいなものでも持っていれば別だが・・・。

テキオー灯・・・・どんな環境にも適応できるようにするアイテムだ。

とりあえず、地球に宇宙人がもし来てるとしたら、彼らは時間や距離、重力などを克服する文明や技術を持っているはずなので、それだけでも地球人はかなわないのは確かだと思う。

なので、変にこちらが攻撃などしたら・・・あっけなく反撃されて、やられてしまいそうな気はする。

地球人にとって頼みの綱は、地球の環境だけだ。

一方・・幽霊は？？

幽霊は、生身の人間が持ちえない能力を持っている気はするが、具体的にどんなことができるのかわからない。

それは霊によって違うのかもしれない。

また、幽霊は生前は生身の人間だったわけで、地球の環境は問題ない。

それに・・以前このブログで書いたことだが、幽霊は生身の人間も宇宙人も持ってない能力がある。それは「死なない」ということ。

すでに死んでるわけだから。

ありえるとしたら成仏や消滅か・・。

ともかく「死なない」という点だけは、宇宙人もかなわないのではないか。

たまに、なんかのミステリー番組で、宇宙人の遺体が紹介されたりするが、その遺体が本物か偽物かはともかく、生命体である以上、死ぬということはあると思うし。

いや・・・待てよ・・・宇宙人が、寿命という問題すら解決していたら・・・。

ただ、その解決方法が、肉体を伴うものではなく、意識体としての存在なのだとしたら・・・そうなると霊に似てくるような・・・。

なんにせよ、生身の地球人のかなう相手ではないね。

幽霊なら、ちゃんと弔ってあげれば、成仏してくれるかもしれないが・・。

とりあえず、エイリアンも幽霊も、番組の題材にすると、一定の視聴率を稼がせてくれる存在で、テレビ関係者にとっては、ありがたい存在であろうし、大事な存在なのであろう。

生身の一般地球人も、多くの人が関心をよせる存在ではあるし。

信じる信じない・・とは別の次元で。