時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

都心の温泉「武蔵小山温泉」に行ってみた

2020年09月18日 | 

 

コロナのせいで「県またぎの移動」の自粛を求められ、今年はこれまでうかつに旅行に行けないできている。

そういう意味では今年2020年は本当に残念な年だ。

本当は県またぎの移動をして、出来ればどこかの温泉にでも旅行したかった。

でも、コロナも気になる。

もし自分が感染していて、県またぎの移動をして、旅先で発病でもしたら・・・そう思うと、温泉旅行は中々できなかった。

 

でも・・

 

やはり温泉には入りたい。

その気持ちは消えず。

 

そこで・・・都心にある温泉に行ってみようと思った。

私にとっては、ささやかな夏休みリベンジ、旅行リベンジだったかもしれない。

夏休みは、どこにも旅行に行けなかったしね。コロナめ!

 

 

お台場の大江戸温泉物語は有名だし、都心で温泉に入ろうと思うと、まっさきに名前が浮かぶ人は多いだろう。

私もそうだ。

だが、大江戸温泉物語には過去に私は行ったことがある。

そこが楽しい場所であることはわかっている。

 

でも、どうせ行くなら、まだ行ったことがない都心温泉に行ってみたいと思った。

 

そこで白羽の矢を立てたのが、武蔵小山にある温泉。

その名も「武蔵小山温泉 清水湯」。

この温泉、実は私は以前から知っていたし、それなりに気になってもいた。

いつか行ってみたいなとも思っていた。

 

なので、この際、行ってしまおうと思った。

コロナで県またぎがしにくい状況では、逆に良い機会かもしれない。そうも思った。

 

ある意味、「ほら、行くなら今だぞ」だの「いついくの?今でしょ(←古い?)」とでも天に言われてるようなものかもしれない(笑)。

 

で・・先日行ってみた。それなりに何年も気になっていた場所なのだが、中々行けずにいた都心の温泉に。

 

↑ 普通の銭湯の入り口とは、一味違う感じだった。

 

武蔵小山駅からはすぐだ。慣れていれば歩いて5分ほどで着くだろうし、初めての人でもよほど道に迷わなければ10分以内では着くと思う。

駅からのルートとしては、割と分かりやすいと思う。

ただ、近くにはあの名高い「武蔵小山アーケード街・パルム」があるので、もしこの温泉に初めてくる人は、せっかくだからすぐ近くの武蔵小山アーケード街でショッピングなどを楽しんでから温泉に行く・・・という手もありかと。

ちなみに私は、そうした。

武蔵小山アーケード街は、なんてったって、全長800メートルあり、日本一長いアーケード街といわれているのだ。店はたくさんある。種類も数も。

活気があり、賑わっているぞ。

それなりにアーケード街散策をして、ほどよい疲れが出たり、汗をかいたりした後に温泉に入るというのもまた一興かと。

 

そんなわけで、アーケード街散策をした後、かねてから気になっていた「武蔵小山温泉」へ。

 

最初、「普通の銭湯みたいな店構えなのかな」などと思ってた私だったが、いざ入口の前に着いてみると、それなりに普通の銭湯とはやや違う趣を感じた。その門構えに。

 

入口を入って下駄箱に靴をあずけると、ロビーみたいな場所があり、そこには受付もあった。

ロビーは、男湯と女湯に分かれて入ったお客さんが風呂を出た時に相方を待つ待合室みたいな雰囲気もあるし、冷たい飲み物(もちろん有料)で体を少し冷ます場所でもある。

生ビールも頼めるようだ。

普通の銭湯では、男湯と女湯の脱衣所がそのまま休憩所みたいになっている場合が多い。その場合、当然その休憩所は男湯と女湯で分かれていることになる。

だが、この清水湯は、脱衣所とは別にロビーがあり、そのロビーは男女兼用になっている。

なので、男と女に分かれて風呂に入った客が、先に風呂からあがったほうが相手を待つにはちょうどいい場所だ。

 

 

ロビーは混んでいた。

だが、浴室に入ってみると・・こちらも混んでた。

特に湯船は。

人気あるみたいだね。

内湯と外湯があり、内湯はそれなりの大きさ。湯は黒湯だ。

 

で、外湯は2種類あり、内湯と同じ「黒湯」と、もう1種類は「黄金の湯」。

2つの外湯は浴槽がけっこう狭く、そこには絶えず数人の人が入っていた。

また、外湯の浴槽の近くにはイスが置いてあり、そのイスや、浴槽の近くの石に、一時的に体を冷ましている人が待機していた。

湯に入って火照った体を少し冷ましてまた浴槽に入るのであろう。

もしかしたら浴槽から人が出るのを待っていたのかもしれない。

 

外湯の浴槽の中も、浴槽の周りも、人が何人もいた。

こちらも混んでた。

内湯だけを見てると銭湯みたいな感じだが、外湯があるぶん、通常の銭湯とは違うぞ・・という印象。

なんといっても都心で入れる温泉なんて貴重だ。

その貴重さゆえ、混雑してたのだろう。

 

特に今年2020年は、都民は県またぎがしづらいから、地方の温泉に行けないからせめて都心の温泉に入ろうと思って、この武蔵小山温泉に来る人も多いのではないか。

現に私がそうだったしね。

 

ロビーにいたおばちゃんが言ってたが、土日は見慣れない人がたくさんいる・・・ということ。

そのおばちゃんはきっと地元の人で、しょっちゅうこの温泉を利用してる人なのだろう。

 

なんでも、中には午前中から来て夕方までいるおばちゃんもいるらしい。

そういう人にとっては「湯治」感覚なのだろう。

なんてったって「天然温泉」なのだから。

 

武蔵小山に住んでる人にとっては、身近な場所で湯治ができるわけで、そういう意味じゃ恵まれてるよなあ。

わざわざ遠い地方に行かなくても、都心の日常の生活サイクルの中でそれができるのだから。

しかも、かけ流しだというから驚き。

 

私ももし武蔵小山に住んでたら、一定のペースで通ってるかもしれない。

 

入浴料は銭湯なみの値段で、大人でも470円(2020年現在)で入れるのは嬉しい。

その値段で都心でかけ流し温泉に入れるなんて、嘘みたいな気もする。

 

それにしても、この都心でよく温泉を掘り当てたものだ。

 

 

ちなみに・・私は、最近銭湯に行ってなかったから気付かなかったのだが、せっけんやシャンプーは風呂に備え付けのがあると思い、せっけんもシャンプーも持って行かなかった。なので、現地では湯につかるだけで終わってしまった。

そういえば子供の頃に銭湯に行ってた時は、せっけんやシャンプーはプラスチックのおけみたいなものに入れて自前で持って行ってたような気がする。おぼろげな記憶だけど。

この「清水湯」には備え付けのせっけんやシャンプーはないので、せっけんやシャンプーを使いたい人は自前で持っていくこと。タオルやバスタオルなどと共に。

まあ、せっけんやシャンプーはロビーでも売っているので、いざという時はロビーで購入することはできる。だが自宅にせっけんやシャンプーがあるなら、それを持って行ったほうがいい。

 

この点だけは盲点だった。うかつだったと言ってもいいかもしれない。

温泉旅館に立ち寄り湯をするような感覚で私は行ってしまったから、当初少し戸惑ってしまった。温泉旅館に立ち寄り湯する時は、宿の風呂場にせっけんやシャンプーの備え付けはあるものね。

だが、この清水湯は温泉に入れる銭湯・・・そんな感じなのだ。

 

まあ、せっけんやシャンプーの備え付けがない代わりに、入浴料が安いのだから、問題なしだろう。

とりあえず、今後この温泉に初めて行く人は、その点だけは覚えておいて損はないと思う。

 

 

それと。

前述で、この温泉に行く前に近くのアーケード街散策をしてから、この温泉に行くことを提案したが、アーケード街散策でたくさんの買い物や、大きめの荷物を買ってしまった場合は、この清水湯の脱衣場でのロッカーに荷物が入りきらない場合があるので、その点は要注意。

まあ、温泉に入ってから、アーケード街を散策するという手もあるし、その場合は荷物の多さや大きさと、ロッカーのスペースの問題は関係なくなる。

ただ、個人的には、温泉に入った後は・・・早めに家に帰ってゆっくりしたいかなあ。

 

とりあえず、上記の留意点だけ頭に入れておけば、都心でかけ流し温泉を楽しむことができると思う。

 

今や自宅に風呂がある人の方が多いと思うが、さすがに天然の温泉となると、自宅では難しいと思う。

そんな時に、都民の気分転換に、こんな手軽な温泉も悪くない。

 

本当はもっと写真を撮りたかったし、特に内観は撮りたかった。ロビーも、浴槽も。

だが、混んでたのでとても撮れなかった。仕方ないやね。

なので入口の写真だけで、ご勘弁を。

 

 

↑ この写真の右側に木が写っているが、その木の内側の館内はロビーになっていた。

ある意味、この木は、外界からロビーを隠す目隠しになってた感じ。


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