緊急事態宣言が発令されてた時期、新型コロナ感染防止のために仕事を自宅でする人が増えたのか、あるいは時差通勤のせいか、朝の通勤電車が以前より少し空いていた時期があった。
これって、正直助かった。
コロナをきっかけに、コロナ収束後も通勤電車があのままの状態であってくれたらいいなあ・・と思った。
だが、緊急事態宣言が解除された後に、また電車がだんだん混むようになっていった。
今では、ほとんどコロナ前と変わらないぐらいに思える。
テレワークやオフピーク通勤は緊急事態宣言の時だけで、宣言解除後は元の状態に戻した・・・そういう会社は多かったのかもしれない。
新型コロナの問題は誰にとっても嫌なことだろう。
でも、その中で多少なりともメリットを見つけるとしたら、メリットのひとつは通勤電車が以前より多少空いてたことだった。
在宅ワークというスタイルが、コロナをきっかけにもっともっと浸透・定着してくれたらいいのに・・・と思ったものだった。というか、実際にそうなるんじゃないかとも思ったのだが・・。
まあ、定着させた企業も、それなりにあるとは思うけどね。
でももっと多くの会社がそうしてくれれば、通勤ラッシュももっと緩和されるからね。
もちろん、自宅作業ができる仕事もあれば、自宅作業ができない仕事もある。
通勤電車を使うのは、自宅作業ができない仕事に従事している人だけになれば、コロナが収束しても、通勤電車の負担が減ると思うのだが・・。
まあ、自宅作業をする人でも、時には会社に行かねばならないこともあるだろう。
それでも、毎日会社に行くよりは、通勤のストレスも減ると思う。
コロナ問題では嫌なことばかりだが、せめてそれがきっかけで自宅ワークというものが一般的になってくれて、転んでもただでは起きないという感じになってくれれば、多少なりともコロナ問題を活かしたことに・・・ならないものかなあ。
ともかく、コロナ問題で、何かしら得たものがないと、どうもコロナにやられっぱなしで、損ばかりさせられていたような気がして、どうも釈然としない。
何か一矢報いることはできないだろうか。
在宅ワークの幅広い浸透・・なんて、せめてもの「一矢」にならないだろうか。
ともかく・・コロナ問題が発生してだんだん大きくなっていった時期、近年さんざんもてはやされていた「グローバリズム」というもののリスクや落とし穴がコロナによって大きく露呈したように思えた。いいことずくめのようで、実は大きな危険性もはらんでいた・・・という印象を持った。
ちょっと調子に乗りすぎた・・ということだったのだろうか。
グローバル化、グローバリズムの大きなリスクを、それまでグローバリズムを「水戸黄門の印籠」のようにかざしていた人たちに改めて知らしめ、その反省を今後に活かせれば、それもまた「一矢」になるのかもしれない。
そうすれば、グローバリズムだって、今までよりもより良いもにすることだってできるのではないか。リスク管理をもっとしっかりさせることで。
もちろん、グローバリズムにはメリットはある。大いに。
それは誰もが感じることだろう。私だって感じてはいる。特に仕事面では。
だが、コロナ前までメリットばかり見すぎていなかっただろうか。留意点、改善点、立ち止まる点はあるはずだ。
コロナを、それを考えるきっかけにできないだろうか。
いや、そうしてほしい。
そうでも思わないと、コロナの猛威が悔しい。
ともかく、コロナの反省を今後に活かさないといけないのでは。
グローバルリスクのほかにも、衛生面でも。
コロナ問題では・・色んな価値観に変化が出たり、見直したりする点がクローズアップされた気がしている。
それにしても、コロナが全然収束しないねえ、、、。
経済をまわそうとして、いくら経済対策をしても、コロナに対する安心感が出てこない限り、経済もまわってはいかないと思う。