【経済】黒田バズーカ(量的緩和)とは?・4
前回までは─
黒田バズーカ(量的緩和政策)により、
市中に現金(日本銀行券)を多く流通させる
という、お話をしました。
その政策による本来の目的が達成されたかどうかは割愛しますが─
・・・
実はこれを続けると、詐欺師(財務省)の嘘はバレてしまいますw
同じ話の繰り返しですが、しっかり理解していただくために何度も書きます。
絶対に揺るがない経済原則
誰かの資産は誰かの負債
誰かの債権は誰かの債務
野球で例えるなら
自軍の得点(失点)は、相手の失点(得点)
(当たり前ですよね・・・)
・・・
さて、前回にもお話しをしましたが、
父ちゃん(政府)の負債(国債)は、息子3(国民)の資産(預金) というのが事実です。
ここで
黒田バズーカ(量的緩和政策)というのは、母ちゃん(日銀)が国債(政府の負債=父ちゃんの借金)を買い込む政策であることはもうお勉強しました。
※それでは、詐欺師(財務省)が自らのホームページで示しているグラフを引用させていただきます。
平成22年 父ちゃんの借金:727兆円。母ちゃん所有分58兆円(8.0%)
平成27年 父ちゃんの借金:898兆円。母ちゃん所有分268兆円(29.9%)
つまり、父ちゃんの借金は実質的に
平成22年 727兆円-58兆円=669兆円
から
平成27年 898兆円-268兆円=630兆円
・・・
減ってんじゃんwww
これをなんて言うのでしょうか
・・・財政再建でしょ
詐欺師(財務省)の言う『国の借金ガー!』って、、、量的緩和をするとドンドン減るんです。このことが今、バレる寸前で、詐欺師はハァハァしちゃってるわけですww
・・・
父ちゃんが母ちゃんに借りたお金を返済する必要がない理由って・・・w
わかります
父ちゃんは借金を返すのに、新たに借金をして返す(借り換え)わけです。
それを簡単にモデル化してみましょう
父ちゃんの負債は母ちゃんの資産
政府:父ちゃん 資産:1万円。負債:国債A1万円
日銀:母ちゃん 資産:国債A1万円。負債:発行銀行券1万円。
父ちゃん、母ちゃんにさらに1万円借金
政府:父ちゃん 資産:1万円+偽札1万円。負債:国債A1万円+国債B1万円
日銀:母ちゃん 資産:国債A1万円+国債B1万円。負債:発行銀行券1万円+偽札1万円。
父ちゃん、母ちゃんに最初の1万円を返済(借り換え)
政府:父ちゃん 資産:1万円+偽札1万円-1万円。負債:国債A1万円+国債B1万円
日銀:母ちゃん 資産:国債A1万円+国債B1万円+1万円。負債:発行銀行券1万円+偽札1万円。
母ちゃん、自分の帳簿を清算
政府:父ちゃん 資産:1万円+偽札1万円-1万円。負債:国債A1万円+国債B1万円
日銀:母ちゃん 資産:国債A1万円+国債B1万円+1万円。負債:発行銀行券1万円+偽札1万円。
最終結果。なんか問題ありましたか?(笑)
政府:父ちゃん 資産:1万円+偽札1万円-1万円。負債:国債A1万円+国債B1万円
日銀:母ちゃん 資産:国債B1万円。負債:発行銀行券1万円。
というわけで、国債を日銀が引き受けた時点で、借金は事実上清算されたことになるのです
・・・そうそう
詐欺師(財務省)の言う「国の財政を家計に例えるモデル」の最大の誤りを最後にご紹介します。
父ちゃんも母ちゃんも(クーデターが起こらない限り)死にませんからwww
※我々だと寿命があるから「借金を30年で返さないと」っていう発想になりますが、日本の父ちゃん母ちゃんは死にません。
つまり、いくら父ちゃんの借金が膨らもうが、そもそも永遠に返す必要もないし、しかもその相手先が母ちゃんであればなおさらなのでございます
1000年後になっても政府(父ちゃん)と日銀(母ちゃん)の愛が続きますように・・・
【経済】黒田バズーカ(量的緩和)とは?・3
量的緩和(政策)って何
ってこと。
やってることは、市中に現金(日本銀行券=日銀の負債)を供給する(増やす)こと
これを昔から 『日銀が金を刷る』 という言い回しで表現したりします
このブログでは、詐欺師(財務省)の嘘家計モデルを揶揄して
『母ちゃん(日銀)が精巧な偽札を印刷する』
と言っておりますw
・・・どうやってやるのでしょう
ここで、昨日までの予備勉強が役に立ちます
誰かの資産は誰かの負債。誰かの債権は誰かの債務でしたね
なので、日銀が福沢諭吉を印刷してヘリコプターで上空からまくわけには・・・いきません
(それならなんといいことか・・・)
日本銀行が現金(日銀の負債)を出す(売る)ためには、その代わりに誰かの負債を購入しなければならないのです。
ここで、このブログを続けて読んで下さっていた方であれば─
『あ!俺が今から自分の負債を発行するから、それを日銀の負債(=現金)と交換したい!』
なんて思うかもしれませんが、要はそういうことです
(俺の債権は信用がないので実際は購入してもらえませんがwww)
というワケで─
(現在行われている)量的緩和政策とは、日銀が市中にある国債(政府の負債)を購入し、現金を市中に供給すること。
有価証券を回収して現金に取り替えるワケですから、現金が増えるのは当たり前ですよね
黒田バズーカとは、日銀の黒田総裁が行っているこの量的緩和政策のキャッチフレーズです。その規模が巨額であることや、金融市場に大きなインパクトを与えたという意味でこのような名称が付けられたのだろうと思います。
それでは単純なモデルで、量的緩和政策により、どのように現金(日銀券)が増えていくか理解してみましょう。
モデル(日本国の純資産±0円)
息子1(銀行)「資産:国債10億円。 負債:0円」
父ちゃん(政府)「資産:0円。 負債:国債10億円」
母ちゃん(日銀)「資産:0円。 負債:発行銀行券1億円」
息子2(企業)「資産:0円。 負債:0億円」
息子3(アナタ)「資産:日銀券1億円。 負債0円」
市中にある日銀券:1億円。
ここで、母ちゃん(日銀)が息子1(銀行)の資産にある国債を買い取ります。(量的緩和政策)
※例として5億円ほど引き受けてみましょう。
量的緩和政策(日銀→銀行5億円)
息子1(銀行)「資産:国債5億円、日銀当座預金5億円。 負債:0円」
父ちゃん(政府)「資産:0円。 負債:国債10億円」
母ちゃん(日銀)「資産:国債5億円。 負債:発行銀行券1億円、日銀当座預金5億円。」
息子2(企業)「資産:0円。 負債:0億円」
息子3(アナタ)「資産:日銀券1億円。 負債0円」
市中にある日銀券:1億円。
ハイ、終了です(笑) 息子1(銀行)が母ちゃん(日銀)に持っている、日銀当座預金の残高に5億円って書かれるだけです。
え?市中に出回る「日銀券は1億円のまま増えていない」じゃないかって??
大丈夫です!
日本の母ちゃん(日銀)はネコババしません
(アナタのお母さんはどうだか知りませんが・・・w)
息子1(銀行)が、息子2(企業)や息子3(アナタ)に融資をすることになり、母ちゃん(日銀)に『日銀当座預金から引き出しを行いたい』と申し出てみましょう。
息子1『母ちゃん・・・あのとき預けたお年玉って・・・』
母ちゃんえ?使いたいの??
息子1うん(まさかネコババしたんじゃ・・・)
母ちゃん。oO(チッ・・・しょうがない・・・また例のプリンターで精巧な偽札でも刷るか・・・)
量的緩和政策(母ちゃん、プリンターで精巧な偽札を発行)
息子1(銀行)「資産:国債5億円、日銀当座預金5億円。 負債:0円」
父ちゃん(政府)「資産:0円。 負債:国債10億円」
母ちゃん(日銀)「資産:国債5億円、精巧な偽日銀券5億円。 負債:発行銀行券6億円、日銀当座預金5億円。」
息子2(企業)「資産:0円。 負債:0億円」
息子3(アナタ)「資産:日銀券1億円。 負債0円」
市中にある日銀券:1億円。
母ちゃん。oO(超精巧に出来た偽札だから、市中に出回ったらもう永遠に本物と区別がつかないね)
母ちゃん(日銀)のバランスシートには、【資産の部】に「刷り上って手元にある偽札の金額」、【負債の部】に「偽札を刷った金額」を書き込みますので±0です。
量的緩和政策(母ちゃん、偽札で息子1の国債を購入w)
息子1(銀行)「資産:国債5億円、精巧な偽日銀券5億円。日銀当座預金0円。 負債:0円」
父ちゃん(政府)「資産:0円。 負債:国債10億円」
母ちゃん(日銀)「資産:国債5億円。 負債:発行銀行券6億円、日銀当座預金0円。」
息子2(企業)「資産:0円。 負債:0億円」
息子3(アナタ)「資産:日銀券1億円。 負債0円」
市中にある日銀券:1億円+精巧な偽日銀券5億円。
→でももう区別がつかないから実質的に市中にある日銀券は6億円
ほら?増えた!
こうやって現金は増えていきます簡単ですね~
ちなみに現在、実際に行われているのは の段階までです。母ちゃんはまだプリンターを使っているわけではありません。
さて・・・この量的緩和を続けると、詐欺師(財務省)の嘘がバレることになるのですがww
その理由は次回以降─
【経済】黒田バズーカ(量的緩和)とは?・2
昨日は、「誰かの資産は誰かの負債」「誰かの借金返済は誰かの債権消滅」というお話をしました。
その時に、何度か「現金(日本銀行券)○○万円」というような表現を使用していたので、ピンと来られた方も多かったでしょうが...
日本銀行券(俗に言う現金)って何なの
って話ですw
答えから書きますが
現金(紙幣)は、日本銀行が発行している負債(債権=借用証書)でございます
つまり
【アナタの手元にある資産・現金(日本銀行券=日本銀行の債権)1万円】
の裏には、
【日本銀行の負債(債務)1万円】
という状態が同時に成立しているわけでございます。
ちなみに日本銀行のバランスシート(貸借対照表)を見ると、なるほど・・・
負債の部 に 発行銀行券 と書かれているのが分かります
従ってアナタが1万円(日本銀行の借用証書)を手に持って、日銀に出向き 『1万円の借用証書を持ってきたのですが、1万円返して下さい。』 と言えば?─
日銀は「わかりました」とアナタに1万円(多分きれいな感じの)を渡してくれるはずですw
(まあ、結局それも日銀の借用証書だから同じなのですがw)
・・・
・・・
これで今日のお勉強はおしまいなのですが
蛇足で昨日の話と今日の話を合算してみましょう。
昨日の話
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アナタは─
【銀行から1000万円借りたとします】
その時、
アナタは【①1000万円の負債(債務)と、②手元に資産・現金(日本銀行券)1000万円】
が発生します。そしてその裏では─
銀行は【③1000万円の資産(債権)と、④手元の資産から現金(日本銀行券)1000万円が目減り】
ということが同時に発生しています。
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今日の話=現金=日本銀行券=日銀の債権
合わせますと
アナタは─
【銀行から1000万円借りたとします】
その時、
アナタは【①1000万円分の自分の負債(借金)と、②1000万円分の日銀への債権】
が発生します。その裏では
銀行は【③1000万円分のアナタへの債権が発生し、④1000万円分の日銀への債権が消滅】
さらにその裏で
日銀は【⑤1000万円分の銀行への負債(借金)が消滅し、1000万円分のアナタへの負債(借金)が発生】
ということが同時に起こっているのでございます。
日本銀行の発行する債権と、アナタの発行する債券。。。どちらの信用度が高いか(一般的にどちらの債権を欲しがるか)と言えば・・・語らずとも歴然としているのでございますね(笑)
だから銀行は簡単に『日銀への債権とアナタへの債権を交換してくれない(=金を貸してくれない)』のでございます(笑)※「日銀の負債とアナタの負債を交換してくれない(=金を貸してくれない)」でも同じ意味です。
それでは明日から本題、量的緩和とはなんであるかをご説明します。