冬はエポキシ樹脂は気温（温度）との闘いです💦
エポキシ樹脂はUVレジンなどと比較すると安価で仕上がりが本当に美しいです。また、大きな物を作ったり、雑貨を作ったり、そして、磨くとガラスのような透明感と美しさが魅力です。
デコレジーナのエポキシ樹脂は、通常、透明度、気泡の抜け方などはこんな感じです。
特に脱泡機などを利用しなくても気泡は自然にきれいに抜けてくれます。また、特にエポキシの弱点である透明を保つという点でも特殊な技術が入っており、透明度を維持する事ができます。
しかし、これはエポキシ樹脂が20度前後という最適な状態で作った場合です。エポキシ樹脂は気温が下がり、樹脂の温度が下がると硬化時間が非常に長くなる（場合によっては硬化しない）ばかりか、膜のような物が出て来てドロドロ状態になってしまいます。
こちらは、冬のエポキシ樹脂の状態を撮影しています。
まず、寒い場所に置いておくと、樹脂の温度がかなり下がってしまい、主剤の粘度が上がってしまいます。
また、気温が低い状態で制作を始めると、膜が出たり、気泡が抜けなかったり、そして、最悪なのは硬化してくれないという事です。または、非常に時間がかかります。
では、寒い時にエポキシ樹脂の作品を作りたい場合はどのようにすればよいのでしょうか？
「温度管理」が重要です。
作業前、作業中、硬化中。作業開始から硬化が終わるまで、樹脂の温度を必ず20度前後を保ちます。きちんと温かい中で作業、硬化を心掛けると温かい時と同じようにきれいに仕上がります。
ただし、安易に熱をかければと思われるかもしれませんが。。。。液体の時に高温にしてしまうと黄色くなる原因にもなります。
通常ならばこんな感じに、すぐに黄色くなってしまいます。
ただ、デコレジーナのエポキシ樹脂は約60度ぐらいまでの温度をかけても割れたり、変色したりという事は殆どありません。このため、熱をかけて作業をしていただく事も可能なのです。60度もあれば、大体1時間~2時間ぐらいで硬化する事もあります（作品の大きさによります）
温度を保つにはどうするのか？
１．主剤のみ温かくします。30度以下20度前後がベストです。
２．作業や硬化をさせる部屋を暖かくします。20度前後必要。
３．作業中もエポキシの温度が下がらないように、暖かいマットなどの上で作業します。
４．硬化中も最低でも20度前後より暖かい温度を保ちます。
５．どうしても膜が出てしまった場合はエンボスヒーターなどでさっと表面をあぶる事で幕は消えます。ただし、温度が低すぎると中からも出てきます。これを放置すると硬化した時に表面がきれいに仕上がりません。膜が出る時は樹脂の温度が低い時が多いです。
【注意点】
〇硬化剤は冷たいままで大丈夫。液体の時に硬化剤は加温しません。
〇温度を加える方法はデコレジーナのエポキシ樹脂だから可能な事です。
他社様のエポキシ樹脂で同じ事を行うと、黄色くなってしまう可能性もあります。すべて検証をした訳ではありませんので保証は致しかねます。必ずテストしてから行ってください。
【黄色くなる原因】
エポキシ樹脂が黄色くなる原因はいくつかあります。
〇一番は樹脂の劣化です。少しでも透明を保ちたい場合は、必ずなるべく新しいエポキシ樹脂を使って作業してください。
〇硬化剤は酸素が苦手です。デコレジーナのエポキシ樹脂は酸素バリア性の高いボトルに入れていますが、完全に空気と遮断されている訳ではありません。保存する時にアルミの袋（ポテチの袋とかお茶類、コーヒーが入っている袋）のように空気を遮断する袋に入れてシーラーで密閉すると完璧です。
〇紫外線が苦手です。液体の時も、硬化した後も紫外線にさらされると劣化が早まり、黄色くなる率が高くなります。
〇高温が苦手です。特に硬化剤が液体の時は高温で保管するとすぐに黄色くなります。
いつも応援ありがとうございます。
レジン作家さん達の豊富な作品などがたくさん掲載されています
↓ ↓ ↓
ポチ応援お待ちしています！
| レジンクラフト公式アプリ ★1万ダウンロード突破★
 |
★アプリのプッシュ通知をオンにしていただくと、入荷情報やレジンクラフトの受付などが真っ先に届きます。
★様々なレジンクラフトの情報、作り方、材料の販売をアプリから行っていただけます
（材料の販売はWEBにつながりますので、必ずデータ通信の契約を確認してからご利用ください）
