春江美術館・画廊春 (彫刻家 奥村信之・描く詩人 水村喜一郎作品常設) 

春江美術館・画廊「春」作品展示の様子を 画廊犬コテツと共にお伝えします。

奥村信之ブロンズ作品展 作品紹介 歩む馬

2016年01月22日 | 奥村信之 彫刻家

こんにちは 本日は「歩む馬」をご紹介します。

 

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本作は「世界ふしぎ発見」にも出演しました。

とても美しく気品ある姿です。馬の骨格と筋肉の動き、そして隆起した血管までも一連の動きの中に美しく表現されています。

奥村先生は学生の頃より神がかり的にデッサンが素晴らしかったことを思い出しました。

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しっかりとした基礎とたゆまぬ努力、そして何よりも彫刻の本場イタリアで エミリオグレコという稀有な天才のもと

グレコ最後の弟子として修業したことが 作品の品格を高めています。

決して流行に流されず、まさに彫刻の王道を進む奥村ブロンズ作品をコレクションに加えられることをお勧めします。

 

ところで先日奥村先生よりブロンズ鋳造に関するメールが届きました。

 

今回の鋳造(大日如来像)は、鋳肌・酸化膜(黒っぽいところ)地金(銅色)が上手く、バランスよく調和して、とても落ち着いた感じです。
黒いところは、あとからの色付けでなく、自然に空気と酸化した色です。地金と鋳型材料の特色が一番現れるところです。
日本の地金・鋳型材(石膏)だと、なかなかこの色は出ません。
近年、イタリアでもそうですが、日本の美術鋳物の世界でも、この行程が多いイタリア式蝋型鋳造に見切りをつけて、
ドイツ式蝋型鋳造に移行している鋳造所も、多くなっています。
前にも、いったかもしれませんが、ドイツ式は工業鋳物で、手間・手順が簡略化しています。
鋳型の材料にセラミックを使います。
とても精密に鋳造されますが、出来上がったものが、機械部品みたいで、冷たく、全く、鋳造の味がありません。
 
何回も言いますが、このイタリアの鋳放しは、人為的に、色を付けていません。
ほとんどの、世の中にあるブロンズ彫刻は、パティナしたり、着色したりします。
(私の場合は、肖像系だけ、硫黄で酸化させます。)
融解した金属が、固まり、大気と接触して、酸化した色です。

経年と共に味わいを深めていく奥村ブロンズ作品の素晴らしさを 是非画廊に足を運んでいただきご鑑賞ください。
 

 

奥村作品は、イタリアの伝統ある鋳造所で代々受け継いできた職人の手により、

材料となるブロンズも純度の高い厳選した古銅を用いて、数十工程の作業を経て鋳造されています。

何千年という時を経ながら、経年変化による味わいを深めていきます。

本物を手元に置いて自分はもとより 未来にわたって家宝として大切に引き継ぐ価値ある逸品です。

是非、コレクションに加えられてはいかがでしょうか。

奥村作品の数々については奥村信之のHPに紹介されていますのでご覧ください。

画廊春では 彫刻のみならず、世界で唯一 奥村信之先生のデッサンも扱っていますのでお問い合わせください。

 

大垣市藤江町4-14 画廊春 代表 田渡達久

画廊は大垣市ドラッグユタカ旭町店の裏(北側)にありますので そこを目印に来て頂けるとよくわかります。

お待ちしております。   Tel  0584-78-0043 

             Email  dentotakkyu@yahoo.co.jp

 

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