働きざかりの中高年脳卒中闘病記(灯病記:高血圧は命にかかわる病気です)

46歳にして、突然に襲ってきた脳出血という予期せぬ大病。発病後10年経過し、振り返りまとめてみました。病と闘った闘病記ではなく、自分自身をどこかに導いてくれる灯台のように感じましたので灯病記としました。


 

脳卒中のうち65%を占める脳梗塞とは・発症原因による分類

私は、幸いにも脳内出血発症後6ヶ月で職場復帰することができました。

 

会社の上司や知人にも脳卒中の方が多くいます。

職場で打合せ中に私の目の前でくも膜下出血で倒れ、

50日間意識不明、3度開頭したにもかかわらずなんの後遺症もなく

完全復帰された上司もいました。

 

脳梗塞高次脳機能障害となり、復帰することなく退職された方もいます。

同じく脳梗塞言語障害が著しく、左腕が硬直したままの方もいます。

 

以前にも書きましたが、もう一度脳卒中の発症・後遺症事例について

まとめて自分なりの予防・早期発見策を考えていきたいと思います。

 

脳卒中とは 脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血の3種類で、

脳の血管の障害が原因となって脳が正常に働かなくなる病気を

まとめて脳卒中といいます。

 

以前は、日本人の死亡原因の1位でしたが予防医学や治療技術が進歩し

現在ではガン、心疾患に次いで第3位になっています

いわゆる重大三大疾病といわれている一つです。

 

脳卒中の割合は、グラフのようになっています。

      

   65%が脳梗塞で、24%が脳内出血、残り11%はくも膜下出血です。

 

脳卒中は50代以降に多く発症しますが、近年は若い方でも発症する方が増えています。

有名な芸能人やスポーツ選手のかたの脳梗塞の話もよく聞かれると思います。

まず、最も発症が多い脳梗塞について調べてみました。

 

          ★★★脳梗塞とは★★★

脳梗塞は「脳の血管が詰まる」ことによって引き起こされる病気です。

脳梗塞は、血管が血のかたまり(血栓)によってふさがり、

血管が詰まると詰まった先の脳細胞に酸素や栄養を運ぶことができなくなるために、

脳がダメージを受ける病気です。

放置しておくと梗塞が生じた先の脳細胞は死んでしまい、

二度と回復することはありません。

 

詰まった場所や詰まった血管の太さによって、

症状、脳に与えるダメージ、回復状況、後遺症は大きく異なります。

 

     ★★★脳梗塞の発症原因による分類★★★

専門用語は難しいので、簡潔にまとめてました。

①「アテローム血栓脳梗塞
  いわゆる動脈硬化によって、血管が詰まってしまうものです。

 

②心原性脳塞栓症

 心臓にできた血栓が原因で、脳の血管を詰まらせるものです。 

 

③「ラクナ梗塞」

 ラクナ梗塞とは、高血圧が原因で細い血管が詰まる小さな脳梗塞のことです。

 

次回はそれぞれの症状について考えてみたいと思います