風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「被爆者の体験を聞き描いた高校生の作品も=名古屋で被爆74周年原爆絵画展」


広島と長崎に原爆が投下されて74周年。名古屋市原爆被爆者の会が市民ギャラリーで開いている原爆絵画展を見てきました。25日(日)までです。

 市原爆被爆者の会によると現在、全国の被爆者は145,844人(1年間で約1万人減、平均年齢82.65歳)。愛知県内の被爆者1,861人(同約100人減)、名古屋市内の被爆者722人(同62人減)。

このうち原爆症認定者は全国で7,269人。全被爆者の0.049%という現実だそうです。

今年の原爆絵画展には、被爆者自身が描いた作品以外に広島の高校生たちが描いた作品を展示しています。

12年前から広島市立基町高校普通科創造表現コースの生徒たちが、被爆者たちから直接体験や記憶を聞きながら制作しており、すでに140枚ほどになっているとか。名古屋市原爆被爆者の会ではこれらを借り受けて、原爆の記憶を風化させないため順次紹介していくそうです。

今回展に展示しているのは10枚。
水を求めて炎の中を弱々しく歩く人々、焼けただれた皮膚と流れる血、逃げまどい石段に倒れた大勢の人々、重なる遺体・・・。

 作品には生徒の興味深いコメントもついています。
「人の心の中と向かい合う難しさを知った」「原爆についての自分の知識不足と認識不足を知った」
「悩み苦しんだけど、描くことができ創作に自信がついた」「画面の人を減らして描いたら『もっと多かった』と言われ、記憶をきちっと描いてほしいという被爆者の思いに気づいた」


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