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2018年07月20日

女子登山部で富士登山



こんにちは〜( ´ ▽ ` )



混雑する海の日と夏休みの連休を前に
兼ねてから計画していた富士登山を決行いたしました。

7月11日水曜日〜12日木曜日
平日で、しかも開山したばかりの富士山だったので覚悟していたよりも混雑は回避できたようです


メンバーは
登山歴一年!スケ友さんの Kちゃん(61歳)と
富士登山は10年前に一度経験済みだけど継続的な登山歴は一年ほど!!
パパ友の新妻 Cちゃん(31歳)
そして………登山歴はかれこれ三年になるのかなぁ44歳のtantanです


なんとも年齢層がバラバラですね
唯一の富士登山経験者のCちゃんはどんな登りを見せてくれるでしょうか









富士山初体験のtantanが選んだコースは
無難にスバルライン五合目から登る吉田ルートです。



スタート地点は、富士スバルライン五合目で標高 約2,300m。山頂までの標高差は約1,400mです。
登山道と下山道が別になっていて
登りの登山道には七合目辺りから岩場があり山小屋が多く逆に、下山道には山小屋がほとんどなく砂利のブルドーザー道を歩いて下山します。
富士山に登る登山客の半数以上が吉田ルートを利用しているというので初心者的にはその人混みも安心材料になるのではないでしょうか

6時45分 新宿バスタ発着の高速バスで
スバルライン五合目へ
1時間の高所順応を終えて………






10時20分 吉田ルートより登山開始です






あ、富士山保全協力金に参加させてもらいました。証明書として毎年デザインの違う木札がもらえますし吉田ルートの注意喚起のパンフレットももらえました。
ちなみに他のルートで貰えるのは缶バッチみたいです。
この証明書を掲示すると協賛店舗で割引や特典が受けれるそうですよ
登山の思い出と大好きな山の保全の為なら1000円は高くないかなぁと思います







ザックに木札をぶら下げて〜
スタートから2時間ほどは緩やかな登りです
でも、五合目ですでに標高は2300mありますからね
数歩歩くだけでも動悸が激しくなります

この日のために練習や準備を重ねてきましたからね……リタイヤだけは避けたい(・・;)
そのため高山病を極度に恐れるtantanとKちゃんはゆっくり、ゆっくりと進みます


緊張してドキドキしてるのか
高所だからドキドキしてるのか訳がわからなくなってますが
どうやら緊張からではなく標高が影響していたようです










落石回避のシェルター通過!!
下調べで覚えていた風景だったので
これだけでも富士山来た〜と感動してます







シェルターからのながめです






六合目辺りでしょうか
まだまだゆったりの登りで体力的には問題なし!!





雲が綺麗です♫
いちいち景色に感動しちゃいます
写真ばっかり撮っていて足が先に進まない





七合目付近です
ここからしばらくはtantanの大好きな岩場です♫












たびたび前後を入れ替えては
お互いの勇姿を写真に収めながら登ってます







動悸がしても少し休んで息を整えながら進めば大丈夫!!
筋力はあまり必要のない登りなので、まだまだ余裕です










とはいえ、緊張も解れ小腹が空いてきたので
七合目の中間あたりの山小屋【鎌岩館】さん
のベンチでランチタイムです


狙い通り♫
パンパンに膨れ上がったランチパック(^.^)





おにぎりやパン、フリーズドライのスープなどで腹ごしらえして
エネルギーチャージでパワー復活!!






と、この直後………
ポツポツと雨が降り出しました


ザックカバーとレインジャケットを装着






あたり一面 真っ白です
遠くで雷の音も鳴り響いています





ここからさらに険しくなる岩場を前に
しばらく途方に暮れる( ̄(工) ̄)



雨量は気になるほどではないけれど
ゴロゴロと鳴り響く雷が恐ろしい






岩に張り付きながら思う事
ここで雷に打たれて死んじゃったら………
痛いだろうなぁ
丸焦げかなぁ
まっ、山で死ねれば本望かなぁ
パパ、子ども達よ ごめんねー

なんてね






雷雨の中を登る中で
太子館さんの屋根付きの休憩所は救いでした
雷に打たれる可能性はゼロではないにしても
屋根があるってだけで安心します
しばらくここで休ませてもらいましたが
止む気配のない雷雨に見切りを付けて
雨宿りをする方達の視線を感じつつも
がら〜んと空いた人気のない岩場を登り始めました






ゴロゴロ〜(>人<;)
振動が体にも伝わってきます






岩場の難所を抜けた辺りで
雷雨も過ぎ去ったようです


チェッ

┌(; ̄◇ ̄)┘



Kちゃんは岩場に……
Cちゃんは雷雨にメンタルをやられてしまったようで二人ともグッタリしています
tantanはと言うと、雷に恐怖を感じつつも
岩場をよじ登るのはやっぱり楽しかったです
楽しい⁈必死だったのかなぁ
楽しいの表現が正しいかはわかりませんが
あっと言う間に通過してしまった感じです。
グッタリしている二人を見るとtantanまでもが弱音を吐いてしまっては先に進めない!!しっかりしなきゃ!!と気合いで頑張れちゃいました。






雷雨が過ぎ去ると
また素晴らしい景色が広がります
元気でる〜(*´∇`*)





おと3つ目の山小屋がゴールだよと声をかけ
ラストスパート!!


16時14分
山小屋の度に休憩を取っていたので予定していたよりも大分遅めの到着になってしまいましたが八合目の一番上に位置する山小屋
【元祖室】さんに到着しました





山小屋に入るとすぐに
従業員の方たちのおもてなしが………

「ザックお持ちしますね〜」とさわやかな笑顔と優しい声で背中からヒョイっとザックを下ろしてタオルで拭いてくれました。
「あ、重いですよ」
と、無駄に飲料水をつめこんできたので躊躇すると
「いえいえ、重いの結構!!喜んで♫」
この優しい一言でtantan、張り詰めていた糸がプツンと切れてしまいました。
涙が溢れて足も震えて
しばらく動けませんでした
雷、ものすごく怖かったんですもの………
こうして一週間経った今でさえも思い出すと鼻の奥がツーンとして胸が熱くなります。
本気で泣けてきます
今回の富士登山で一番感動した瞬間でした

レインジャケットなどを拭く為にもタオルを貸してくれたので持参してきたタオルは汚さずに済みました






気になる今夜の寝床は
収容人数6人ほどのスペースの二段ベットの上段をtantan達三人で貸し切り♫
一週間ずれていたら激混みでこうはいかなかったでしょうね
個室ではないけれど、他人の目線が一切気にならなくて、山小屋初体験のtantanとKちゃんには好都合でしたね
チェックインをして寝床に案内してもらう間にも、些細な事ですが暖かい心遣いを沢山感じました。


今回はHPから予約したので
記念品として木製のマグネットバーを貰えました







お・も・て・な・し
( ´ ▽ ` )




きっと外国の方もtantanと同じように日本人のおもてなしの心を感じてくれていることでしょう





山小屋での夕食です
おかわりは出来ませんが
本格的なスパイシーなカレーで大満足でした
暖かいお茶がまた良き♫
気持ちがほぐれていきます






夕食を終えて外に出た頃には一気に気温は下がり、夕暮れの景色を楽しむ余裕はありませんでした。しばらく焼印を温める火鉢の近くで体を暖めると早々に寝袋の中へ潜り込んでしまいました。





ヌクヌクしながら三人で翌日の予定を確認。夜中から雨予報があったので山頂からのご来光を見るナイトハイクにはトライせず
4時過ぎに山小屋前で見る。
その時点での降水量と体調によっては山頂は踏まずに下山する事にしました






山小屋での消灯時間は20時でしたが
18時過ぎには三人とも寝袋の中で就寝モードに入っていました。それに気づいた従業員の方はさり気無く、tantan達側の電気を消してくれました。



眩しいなぁと思っていたので
心の中でありがとう( ´ ▽ ` )と思いながら
一瞬爆睡………そう、爆睡出来たのは一瞬でしたね
tantanの場合、キャンプでも熟睡出来た試しはないですから毎度の事です
ウォークマンで音楽を聴きながら目を閉じ
眠気がきたら軽く睡眠。
目が覚めたら翌朝の天気予報をチェックし
また寝る。心配していた高山病の症状は全くなく、気がかりは二人のメンタルと体調。
自分は元気なだけに、山頂を諦め下山するのは後悔しか残りません。
かと言って、一人で登る勇気は無かったですし、雷雨の中を共に頑張ったこの三人で山頂を踏んで記念撮影したい!!
登頂した暁には山バッジもゲットしたかったですし。

Kちゃんは少し寝て目が覚めた頃、ほんの軽い頭痛があったので坐位で過ごしたり横になったりしながら軽く睡眠を取ったようです

Cちゃんは横になっていたら頭痛で眠れず
持参していた頭痛薬を飲みやり過ごしていたそうです。寝れたのは明け方のほんの少し。


後からわかった事ですが
三人が三人とも眠れない夜の間、体調不良や翌日の不安などを家族にラインしていました。
tantanはちょっとホームシックになって日中の怖さもありtanパパに甘えちゃいました。
Cちゃんは旦那様に高山病の辛さと富士登山への後悔を………
Kちゃんは息子さんに………


家族って大きな存在ですね
離れていても文字だけでも
繋がると不思議と元気が出る。



さぁ、深夜2時になりました。
従業員の方が30分間だけ照明を点けて起床のお知らせをしてくれます。
その明かりでtantanも目が覚めました。
屋根にはポツポツと雨の当たる音がします。
あと2時間でお天気は………どうなるでしょう。


この雨の中、身支度を整えて山頂に向かったのは宿泊客の半数でした。


あと2時間でどうなるか気が気ではなかったですが、もしも登れた時のためにと少しでも睡眠を取ろうと努力しました。




4時です
再び照明が点けられました。
山小屋前でご来光を見る方達のためのお知らせです。



いよいよ決断の時です!!
tantan達は山頂に向かうのでしょうか?
それとも下山を選択するのでしょうか?




長くなったので
次回に続きます


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