私立校・中高一貫校生専門アルファ
私立校・中高一貫校生専門アルファのブログ。講習のお知らせや日頃の勉強について、基本的に毎日書いています。






私立校・中高一貫校でも、
もはや学校内・クラス内においても、
数学・英語の教育格差がひどくなって
きていると思います。


この二つに関しては、昔からその格差が
問題となり、集団単位での授業が困難に
なってきてはいたと思います。


ですが、最近になり、それがより極端になり、
真の意味での『授業崩壊』が起きてきている
ように思えます。


騒ぎ立てたり、授業中に勝手に歩き回ったりして、
授業が進まないといった、授業崩壊ではなく、
クラス内での、理解度・習熟度・修学度のレベルが、
幼稚園児と大学生レベルというくらいまでに、
なってきており、同じ教室で、同じ授業を行われるのは、
下位の方にとっても、上位の方にとっても、
拷問になってしまっていると思われます。


下位の方からすれば、わけのわからないことを、
さっさと進める学校の先生の言うことなど、
耳も貸さないことでしょうし、
上位の方からすれば、わかりきったことを
何度も、時間をかけて、詳細に説明されるのは、
時間の無駄な上に、苦痛となっていると思います。


その中間をとって、うまく授業するのが、
先生の仕事、腕の見せ所だと思われるかもしれませんが、
先ほども書きましたが、そのピンキリの差が、
幼稚園児と大学生レベルとまでになると、
中間を取ることは難しいでしょう。


せめて小学生レベルを“わかっている”中学生と、
高校生レベルで“止まっている”大学生との間を
取っての授業を行うというのなら、できるとは
思いますが、小学生レベルから
“やり直さなければならない”中学生と、
高校・大学の進学に向けて、必要な基礎学力を
“取り戻さなければならない”中高生を、
一緒のクラスで、同じ時間内で、
同じ内容でというのは、有名な塾講師の方でも
難しいと思います。


加えて、勉強は与えてもらえるもの、
学校にわざわざ教わりにきてやっているといった
言動、態度、姿勢の方に対して、行えることは
ほとんど無いと思います。


一言、やる気がないなら出てって下さいと
言えれば問題は解決するのですが、今では、
そうして『子供たちの学ぶ機会を奪うこと』も
パワハラ、アカハラ、虐待などの問題となりますので、
真面目に勉強しに来ている方の邪魔にならない限り、
教室に在席してもらい、静かに座ってもらうことが、
最善となっていると思います。


そして、その静かに座ってもらうのに、
手っ取り早い方法が、上位者向けの、
高度で難度な授業を、スピーディに行い、
やらない方はもちろんのこと、
出来ない・わからない方も含めて、
『置いていく』のが、正解となっているように
思えます。


そうして、やらなかった、出来なかった、
わからなかったとなった方がやってくる
ことの多い塾だからこそ、よく見えてくるのですが、
彼らは、学校の授業を、先生の説明を『聞いている』、
そして、板書している、問題を解いていると、
言われます。


はじめはそうは言っても、うつらうつらと
うたた寝しているのだろう、起きてはいるものの、
友達とふざけあったりしているのだろうと思いましたが、
話を聞いていると、本当に、『聞いてはいる』ことが
わかりました。


ただ、その『聞いている』が、理解されない音として、
言葉として、耳にほんの少し、残るという
状況・状態なのだとわかりました。


授業で、どの範囲を、どのページを、どんなことを
やっているのか聞いても、わからないと答える方の
多くに、『●●』という単語を『聞いたことがあるか』と
尋ねると、耳にした、先生が言っていたような気がすると、
答えます。


この時、冒頭に書いたように、真の意味で、
『授業崩壊』が起きているのだなと感じました。


成績下位の方のほとんどは、
先生の言っていること、要所要所の単語は、
『聞いてはいます』が、それは音楽や雑音を
聞いているようなもので、興味が無ければ
イントロ部分の『耳に残ったフレーズ』だけが
残っている状態で、授業が進んでいる、
授業中を過ごしているのだと思われます。


もうこうなると、言語での意思疎通というよりも、
動物同士の鳴き声による意思疎通に近いものとなります。


数学は、重要単語・フレーズそのものが少ないですが、
その意味は難しく、真に理解するためには相当の演習も
必要となり、学校の先生は、授業では、ソレがわかっている、
出来る前提で進みますので、理解が、演習が遅れれば遅れるほど、
勉強、授業にはついていけないでしょう。


逆に、英語では、そもそも覚える新しい単語・フレーズが多く、
それらの意味や用法がわかることはもちろんのこと、
使いこなせるようになれなければ、勉強、授業には
ついていけないでしょう。


ですので、この数学と英語に関しては、今後、仮に
クラス分けなどを行っても、格差が広がる一方と
なることが懸念されます。


どちらの教科の先生も、頑張っていることだとは思いますが、
今や、教える側というよりも、受け手側、つまり生徒自身の
問題が深刻化し過ぎていると思われます。


数学に関しては、最悪、理系に進まないのであれば、
だましだましで、追加課題、補習などを行ってで、
高校2年次までをやり過ごせば、何とかなりますが、
英語に関しては、大学に行っても必ず付きまとうことに
なりますので、ついていけない、遅れてしまった
方にとっては、今後、地獄が続いていくことに
なるでしょう。


皮肉なことに、英語教育が過熱していけばいくほど、
そうなっていくとは思います。


高校以降は、それが加速していく、加増していくことに
なっていくことをよく考えて、改めて、中学英語を
良く見直しておくか、そもそも通っている学校での、
進級・進学を見直すか、検討しておくことを
オススメします。


英語教科の単位数や授業時間が増えれば増えるほど、
その負担が、その結果が、進級・進学要綱、基準に
大きく関わってくることになります。


英語が嫌い、わからない、やりたくないなどの、
根本的な『原因』が、どれだけあるかはわかりませんが、
私立校・中高一貫校において、進級・進学していく、
さらにはその先の大学での進級・卒業を見据えて、
もう一度、一からやり直すくらいの覚悟をもって、
今年度以降、英語の勉強をしていくことを
オススメします。



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