totoroの小道

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こんなところが同じだね

2020-04-09 23:46:41 | 4年 国語
4年生 光村の最初の単元は「こんなところが同じだね」だ。

自分の心を開いて友達と話し合う素地をつくろうという狙いでもあるし、学級開きとしてクラスメートのことを理解するためにも使える内容だ。

この授業を行うに当たって、自分としては、冒頭の画像のような授業プラン(板書計画)を立てておいた。

最初に二人組になり、互いの共通点を見つける活動を行った。
この際、当たり前の共通点ではなく、互いの良さが分かる共通点を探すことを確認し合った。
また、目で見てすぐに分かる共通点と、よく話してみないと分からない共通点があることも教科書から見つけておいた。

次に、その二人組を二つ合わせて四人組を作り四人の共通点を話合う活動に入った。
子供たちと確認し合ったのは、最初の二人組での話し合いを、四人組での話し合いに生かすことだ。

事前に考えていたのは、それぞれの四人組で見つけた共通点を出し合って黒板に書き、そのグループ独自の共通点を出し合うことだった。
これは、それほど多くの共通点は見つけられないだろうという予想からだ。
しかし、机間巡視をしながら子供たちの会話を聞いてみると、かなり話がはずみ、私の予想を遙かに超える共通点を見つけている様子が分かった。
この中から、一つを選ばせるより、いくつ見つけることができたかという認め方の方が、良いと考え方向転換をした。

さらに、もとの二人組は変えないで、違う二人と組んで新しい四人ぐみをつくり、もう一度この活動を行った。
何度も話すうちに、効率よく共通点を探す会話方法をそれぞれが見つけ出し、とても活発な活動ができた。

子供たちは、もっとこの活動を続けたいようだったが、今回はここで終わりにした。
そして
T:話し合いをしてみて、友達のどんないいところを見つけましたか?
と聞いてみた。
S:みんなとても正直だった。
S:うん。本当は共通で無くても、相手に合わせればたくさんの共通点が書けるのに、正直に『ぼくは違う』っていうから、なかなか共通点が見つからなかった。
S:そうだよ、適当に合わせてもいいのに、みんなとっても正直なんだ。
S:それから、みんなすごく積極的に話してくれた。だからおもしろかった。
S:上手く質問できなかったんだけど、ちゃんと答えてくれた。
S:いつもは、恥ずかしがる子も、恥ずかしがらずに答えてくれた。
などという意見が出された。

あまり、期待していなかった単元だったが、取り組んでみたらおもしろかった。














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