ちいちゃんのかげおくりは、3年生の読みの教材の中で、一番じっくり読めるお話です。
ここまで、育ててきた子供たちを信じて、一緒に楽しく学習を進めようと思います。
今回、特に考えていることは、「私の読み取りを強要しない」ということです。
今まで、私なりの解釈があり、そこに子供たちを誘導する授業を多く行ってきました。
最初は楽しそうに読んでいる子供たちですが、「それは、そうかなあ?」「ここからもっと考えなよ。」と私が子供たちの読みに介入することで、「どうせ、先生は答えを知っていて、私たちの考えは否定されてしまう。」というような雰囲気が教室に出てくると、子供たちは考えるのをやめてしまいます。
多少、本当の読み取りから外れていても、子供たちに選択させ、子供たちに理由付けをさせ、結論を導いていこうと思います。
「ちいちゃんのかげおくりの専門家」を育てるのではなく、大事な言葉に注意して読み取る勉強をさせていこうと思います。
その中に、私の切り返しや、良いつぶやきを拾う作業をからませて以降と思っています。
今日は、新出漢字を学習した後で、読んで感想を書きました。
休み時間、ざわついた雰囲気だったのでしっかり聞くかどうか、心配でした。
でも、私が読み始めると、し~んとして聞き始めました。
やはり良い教材は、子供たちの心を打つのだと感じました。
ちいちゃんがかわいそうという感想がもちろん多かったですが、子供たちが一番感じたのは、最後のかげおくりの時に、どうして1人のはずなのに4人になったのかということだったようです。
2019年10月19日 土曜日 | 天竜壬生ホール/第1会議室 | ||
2019年11月9日 土曜日 | 天竜壬生ホール/第1会議室 |