totoroの小道

「パンフレットを読もう」に2時間取り組んだ。

この教材を読んだときに、あんまり面白くないなあと思った。
文字の大きさから分かることを見つけてごらん。
説明の文章から何が分かるの?
などと、一問一答で次のページのパンフレットから読み取らしていくのだけれど、きっと子供たちは「やらされ感」を感じて学習するんだろうなと思ったのだ。

そこで、まず1時間目
①パンフレットという言葉について調べた。国語辞典で調べ、教科書からも調べた。
②身近にあることを確認した。
③パンフレットの構成要素（見出し＋短い文章＋説明＋絵や写真）について調べた。
④見出しを書き出した。
⑤見出しの中の重要度について、比較して考えた。

1時間目のノートは以下のようなノートになった。

それを受けての2時間目。
ここから面白い授業にしようと工夫した。

T：昨日ははパンフレットについて調べたね。
S：場所や物などを、説明したり、伝えたりするもの。
S：小さな冊子のような形。
S：見出しが大事だった。
S：見出しにも、大きな字の見出しと、小さな字の見出しがあって、大きい字の見出しの方が大事なことを伝えている。

T：そうだったね。見出しが大事なので、見出しを使ってパンフレットを作ってみたんだ。
T：見てくれる?　どこが、大事かよく分かるパンフレットにできあがったでしょ！！
S：こんなのダメだよ。
S：ダメダメだよ！！
T：えっ、見出しがこんなに入っているのに？　
T：では、何がダメか、調べてノートに書き出してごらん。

T：なるほど。見出しだけじゃあダメなんだね。
S：そうだよ、なんのことだか、てんで分からない。
T：それでは、新しい説明文を入れたパンフレットを作り直しますね！！
T：はいできました。これなら、「見出し」と「説明文」が入っているから、いいパンフレットになったと思うんだ。

S：こんなのダメだよ。
S：ダメダメだよ！！
T：えっ、「見出し」と「説明する文」がこんなに入っているのに？　
T：では、何がダメか、調べてノートに書き出してごらん。

T：なるほど。見出しと説明の文だけじゃあダメなんだね。
S：そうだよ、なんのことだか、てんで分からない。絵や図がないと、想像できない。
T：それでは、絵や図もちゃんと入れたパンフレットを作り直しますね！！
T：はいできました。これなら、「見出し」と「説明文」と「図」が入っているから、いいパンフレットになったと思うんだ。

S：こんなのダメだよ。
S：ダメダメだよ！！
T：えっ、見出しと、説明の文と、図がこんなに入っているのに？　
T：では、何がダメか、調べてノートに書き出してごらん。

T：なるほど。見出しや説明だけじゃあダメなんだね。
S：そうだよ、どこが最初か、てんで分からない。

T：今日は、パンフレットの秘密が分かりましたか?
S：はい。

T：自分の言葉でまとめなさい。