totoroの小道

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夏河を 越すうれしさよ 手に草履(短歌・俳句に親しもう) 

2020-08-31 05:13:32 | 4年 国語

短歌とか、俳句は、三十一文字とか、十七文字の中に、作者が日本の四季と日本人の感情を織り込んでいる。
言葉面の意味を解釈するだけでなく、読み手がそこからイメージを復元していく作業が大切だし、それが短歌俳句の醍醐味だろうと思っている。
解釈を30分行い、その後15分その解釈を元に、それぞれに句を読んで培ったイメージを、絵で表す活動に取り組んだ。その3回目。

T:昨日の、明月の絵は、みんなとっても上手でびっくりしました。
T:今日は、「夏河を 越すうれしさよ 手に草履」の絵を描いてみようと思います。
S:めあては、いい絵を描くために学習しようだね。
S:今日は、もっといい絵を描きたいな。

S:これは、俳句だね。
S:季語は、夏河。
S:季語は夏じゃない?
S:草履だと思うな。
S:俳句は五七五の十七音で、必ず季語が入っている。
S:わらじも、夏河も季語じゃない?
S:だめだよ。季語は一つだけって決まりがある。
S:草鞋は、昔の靴。藁で作って鼻緒がある。
S:藁やビニルで作った、鼻緒のある履き物。
S:鼻緒って?
S:下駄や草履についている、足の指を入れるところ。

S:あのね、季語って言うのは、俳句の一番最初についている。だって昨日の、名月やは、名月だった。
S:え~、そんな決まりあるの?先生!
T:いや、季語の場所は決まりはないよ。
S:草鞋って冬はいたらさむいじゃん。夏だよ。

T:どれが、本当の季語かは、先生があらかじめ調べたところは、実は「夏河」なんだけど、どれも、季節は?
S:夏。
T:季語は、はっきり分からないけど、季節は「夏」で進めていい?そうしないと、絵を書く時間がなくなっちゃう。
S:は~い。

S:喜怒哀楽は、喜だよ。夏の暑い日に、河に入って、気持ちいいって、喜んでいる。
S:いや、楽しいんだよ。夏に川で遊ぶと楽しい。
T:多数決をとってみようか?
~結果は喜んでいる。

S:越すって調べたら、ある物の上を越えていく。
S:渡ること。
S:こっちから、あっちへ超えていくこと。
T:何を?
S:河を。

S:草鞋を脱いで裸足で、渡るんだ。
S:なぜ裸足なの?
S:ぬれちゃう。

S:あのね、暑い中ずっと歩いていて、暑くて暑くて、何か冷たい物はないって思っていたら、川があった。
S:歩いていて、川を見つけて、やった、やっと涼しくなるって、靴を脱いで川に入っちゃった。
T:橋は渡らないの?
S:だめだよ、暑いんだもん。橋を渡るより、川を歩いて渡った方が気持ちがいい。
S:雲一つない晴れで、木陰もなくて、ずっと歩いてきて、もう水に入らないとだめ。
T:でも、「河」を調べてごらんよ。
S:河は大きな河。
S:天竜川ぐらい。
S:えっ、天竜川を渡ったら、ここまでぬれちゃう。
S:それでも、橋より河を渡るのがいいぐらい、暑い。
S:太陽、ピカーっ!!

S:うれしさよ。って書いてあるでしょ。それぐらい、冷たい水がうれしかったんだと思う。
S:うれしいは、満足、幸せ。
S:満足したんだ。やった~って。

T:まとめは、かけますか?
S:はい。

 

浜松授業研究の会   

日時 曜日 開始時間 終了時間 施設名 場所名
2020年9月20日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室
2020年10月10日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室
2020年11月14日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室
2020年12月5日 9:00 12:00 天竜壬生ホール 第1会議室

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