こんにちは
先日、冬の京都を3泊4日で旅してきました。
私は2014年の旅で、雪の降る大原を散策せずに後にしたことが、ずっと心残りでした。
雪の大原を散策したい、その思いで再び、今度は一人で旅をすることにしました。
しかし今年は暖冬で大原でも雪が少なく、天気予報でも全く雪の気配はありませんでした。
何のために何万円ものお金を使って、一人こんな遠くまで来たのだろう…とヘコみました。
でも、2日目にお寺の美しい庭園を撮影しているうちに、そんな沈んだ気持ちが吹っ飛び、来てよかったと思うようになりました。
そんな風に気持ちを立て直して迎えた3日目の朝、ミラクルが起こりました。
雪が降っていたのです。
その日は雪にならなかったら、朝から祇園に行ってしまおうと決めていました。
あれほど望んだ雪の大原を散策できるのですから、当然もう半日ほど大原で過ごすことにしました。
今回の旅の記事は、すごく長くなります。
写真も一人で撮ったのに、800枚以上になりました。
沢山のミラクルに恵まれた、恐らく私には最後の大原になるであろう今回の旅の記録を、私自身のために反芻するように描き、残したいと思っています。
先に、概ねこうなるだろうという予定をお知らせしておきますね。
1 大原・寂光院
2 大原・大原を散策(民宿大原の里から来迎院へ)
3 大原・来迎院と音無の滝
4 大原・実光院
5 大原・三千院
6 大原・雪の大原女(おはらめ)の小路を散策(民宿大原の里から勝林院へ)
7 大原・雪の勝林院
8 大原・雪の宝泉院(もしかしたら室内と庭園の2回になるかも)
9 祇園・八坂神社
10 祇園・建仁寺
11 祇園・長楽寺と宿坊遊行庵、人気(ひとけ)のない早朝の八坂神社
11~12記事、今までと比べるとかなり多いです。
ちょこっとだけ野鳥も出てきます。
各名所やお寺の詳しい由来や縁起などは、公式HPや観光サイトにお任せし、私の気持ちや私自身に起こったことをメインに書いていきたいと思っています。
どのくらいのペースで更新できるのか、自分でも分かっていませんが、よかったら長い旅のお付き合いをよろしくお願いします。
それでは、前置きが長くなりましたが、平家物語ゆかりのお寺「寂光院」の写真からご紹介します。
↓新幹線で京都へ、そして今回は地下鉄烏丸線で国際会館駅まで来ました。
国際会館駅から大原まで京都バスが出ていますが、キャリーバックでバスに乗るのは絶対避けたかったし、待っている間に着いてしまいそうだったので、タクシーを使うことにしました。
大原のバスターミナルから宿泊予定の民宿大原の里さんまで徒歩13分ほどかかるので、一気にお宿まで行ってもらいました。
荷物をお宿に預け、ここは寂光院に向かう途中の道です。
この素朴な景色に、やっと着いたんだな~という気になりました。
↓すぐに寂光院の受付が見えてきました。
↓参道の階段を上ると山門が見え、その向こうに本堂が見えてきました。
↓本堂から振り返って、山門を見てみました。
綺麗に整えられた庭園の一部が、左右に見えています。
本堂には御本尊六万体地蔵尊が安置され、堂内でお寺の説明を聴かせてもらえました。
↓本堂前西側の庭園は『平家物語』当時のままで、汀(みぎわ)の池、千年の姫小松、苔むした石、汀の桜などがあるそうです。
この写真手前、しめ縄がかけられた御神木、千年の姫小松は『平家物語』大原御幸に登場する松なんだそうです。
その奥に、木に隠れて見えにくいですが、諸行無常の鐘楼がありました。
↓本堂に上る渡廊の下奥にある四方正面の池です。
↓三段の瀧(玉だれの泉)は、一段一段高さと角度が異なり、3つの瀧のそれぞれ異なる音色がひとつになって合奏するかのように作庭されているそうです。
↓実は、国際会館駅に着いてタクシーに乗り込んだときから、ポツポツと雨が降り出していました。
本堂でお参りし、説明を聴き、写真を撮っているうちに本降りになってきました。
レンズが濡れて、写真に写ってしまっています。
↓傘を差して呆然としていると、目の前の南天にヒヨドリさんがとまりました。
実をくわえてニッコリしています。
↓このヒヨドリさん、可愛いな~なんて思っていると、
↓でしょう?と言ってるみたいに見えてきました。
↓気を取り直して、参道途中にあった茶室の孤雲の方へ行ってみました。
↓奥(写真右)が孤雲。
門のすぐ向こう左側、屋根のある建物の中にベンチがあったので、そこで雨宿りしながら写真を撮ったりしていました。
「まぁ、雪景色が見たかったんだから、雨がなければ雪だって降らないか…。」と思っていると、
↓雨が上がって、陽が射してきました。
↓山門も明るくなってきました。
↓雨に濡れる参道の生垣に、一人で旅する私を見送る椿も一人(輪)でした。
↓旅はまだこれから。
次回「大原を散策(民宿大原の里から来迎院へ)」に続きます。
鳥写真索引ページはこちら(1)と こちら(2)です。
お気に入りの鳥さんなどございましたら、是非ご利用ください。
ここまでご覧いいただき ありがとうございました