「苦しみがなくならない」と焦ってはいけない! | メンタルアガリカルチャー

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あがり症・場面緘黙症・イップス・強迫性障害などの苦しみの中で得たことを活かして、新しい精神文化(精神の向上を目指した文化)=メンタルアガリカルチャーを作っていきます!

長い間、精神的な病の苦しみがなくなっていかないと、どうしても「早く苦しみなくなってくれ!」という気持ちになってしまいます。
 
しかし、この焦る気持ちが、逆に苦しみを大きくしてしまうこともあります。
 

「早く苦しみなくなってくれ!」という気持ちになるということは、精神的な病を強く“意識している”ということです。
 
精神的な病に対する意識が強くなると、症状はさらに悪化し苦しみは大きくなってしまいます。
 
 
 
精神的な病の苦しみをなくすためには、「焦りは禁物」です。
 
 
苦しみをなくすために目指す方向を間違えないようにすれば、あとは焦る必要はありません。
 
苦しみをなくすための最終地点を目指して焦らず前に進んでいけばいいのです。
そうすると、少しずつ苦しみはなくなっていきます。少しずつ苦しみを感じなくなってきます。
 
 
 

苦しみをなくすために目指す方向は、「症状が出ないようになる」ではありません。
苦しみをなくすために目指す方向は、「症状が出てもなんともない」と思えるようになることです。
 
「症状が出てもなんともない」と思えるようになるには、精神的な病の症状すべてを“受け入れる”ことが必要です。
 
精神的な病の症状すべてを“受け入れる”ことができれば、精神的な病の症状を強く“意識する”必要がなくなります。
 
症状を強く意識しないようになると、元のようにちゃんとできるようになり苦しみはなくなるのです。
 
 
 
 
 
苦しみをなくすために目指す方向は、「症状が出てもなんともない」と思えるようになることです。
 
ですから、焦る必要はまったくありません。

今のまま、そのままでいいのです。
症状が出ても何もする必要ないのです。
 
 
あとは、「症状が出てもなんともない」ということを、「どれだけ心の底から思えるようになるか」だけなのです。
 

すぐに、心の底から「症状が出てもなんともない」と思えるようになれるわけではありません。
 
これは、少しずつ時間をかけて自分に言い聞かせていくしかないのです。
 

「苦しみをなくすための最終地点を目指して焦らず前に進む」ということは、「症状が出てもなんともない」と心の底から思えるように、少しずつ時間をかけて自分に言い聞かせていくということです。
 
 
 
精神的な病の苦しみがなくなる時は、「症状が出てもなんともない」と心の底から思えるようになった時です。