「どんな人でも精神的な病で苦しむ可能性がある」ということを心に留めておく! | メンタルアガリカルチャー

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あがり症・場面緘黙症・イップス・強迫性障害などの苦しみの中で得たことを活かして、新しい精神文化(精神の向上を目指した文化)=メンタルアガリカルチャーを作っていきます!

「明るい性格」「人づきあいは得意」「メンタルが強い」など、「精神的な病で苦しむことは絶対ない」と思っている人でも精神的な病で苦しむようになってしまうことがあります。
 
 
どんな人でも精神的な病で苦しむ可能性はあるのです。
 
 
 

「精神的な病で苦しんでいる人は、いろいろな悪いことが重なって苦しむようになってしまったのだろう」と思っている人が多いのではないでしょうか。
 
 
子供の頃の環境・つらいことが起こったタイミング・年齢・性格・現在の生活環境などを精神的な病で苦しむようになった原因に挙げることができるかもしれません。
 
しかし、このように考えると、「精神的な病は難しい病気」という思いになってしまいます。

精神的な病を複雑に考えると、「どうすれば苦しみがなくなるか」という答えも難しく考えてしまいわからなくなってしまいます。
 
 
 
精神的な病を複雑に考えないでください。
 
 
精神的な病で苦しんでいる状態 = あることを(マイナスに)強く意識し続けている状態
 
ということを頭の中に入れておくと、頭の中が混乱しないようになります。
 
 

それまで無意識にやっていたことを強く“意識する”ようになると、それまでうまくできていたことがうまくできないようになる。
そして、「どうしてうまくできないのだろう」と考え悩むことにより、そのことをさらに強く“意識する”ようになってまったくできなくなってしまう。
 
(例)
ある時、近所の人たちが集まって自分の悪口を言っているのを耳にした。
 
その時から、近所の人たちが集まっているのを見ると、「自分の悪口を言っているのではないか」と考えるようになった。
 
以前は普通に人づきあいができていたのに、いろいろ考えるようになって、人づきあいを避けるようになった。
 
それから、あまり外に出ないようになり、「どうすれば人づきあいがうまくできるのだろうか」ということばかり考えるようになった。
 
だんだん人づきあいができなくなっていった。
 

そして、まったく人づきあいができなくなってしまった。
 
 
 

このようにして、うつ病で苦しむようになる人も少なくありません。
 
 
複雑に考えないでください。

人づきあいがうまくないから人づきあいができないようになったのではありません。
口ベタだからうまく人づきあいができないのではありません。
 

人づきあいがうまくできないのは、人づきあいを強く“意識している”からです。
 
普通に人づきあいができている時は、人づきあいを意識せず自然におこなっている時です。
 

人づきあいを強く“意識する”ようになってうまくできないようになり、「どうすればいいのだろう」と考え込み、さらに人づきあいを強く意識するようになってまったくできないようになってしまうのです。
 
 
 
 

ほかの精神的な病でも同じようなことが言えます。
 

それまで普通に生活していた人が、とてもつらい出来事が起こったことにより(恐怖心が生まれ)、あることを強く意識するようになり、これまでちゃんとできていたことがうまくできなくなる。
 
このようなことは、どんな人にでも起こり得ることです。
 
 
このようなことが起こった時は、難しく考えないようにしてください。

あることを強く意識するようになったから、うまくできず苦しむようになっているだけです。
あることを強く意識しないようになると、以前のようにできるようになります。
 
 
 
 

“「ちゃんとできるようにしなければいけない」「どうすれば治るのだろう」と考え込むと、さらにそのことに対する意識が強くなってしまうので症状が悪化する可能性が高くなる”
 
ということを頭の中に入れておいてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
「どうしても精神的な病の苦しみがなくならない」「どうやって精神的な病の苦しみをなくしていけばいいかわからない」「精神的な病の苦しみを活かしたい」という方が集まる場として『スリルハート』を作りました。
 
精神的な病の苦しみをなくすために、『スリルハート』ホームページも参考にしてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつも読んでいただきありがとうございます。


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