「“敏感”がプラスに働くか、マイナスに働くか」は何で決まるか? | メンタルアガリカルチャー

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あがり症・場面緘黙症・イップス・強迫性障害などの苦しみの中で得たことを活かして、新しい精神文化(精神の向上を目指した文化)=メンタルアガリカルチャーを作っていきます!

精神的な病で苦しんでいる人の多くは、子供の頃、とても厳しくてつらい家庭環境(いつも親同士喧嘩している、親が暴力を振るう、親が仕事をせずお酒ばかり飲んでいる、親が遊びに行ってあまり家に帰ってこない、いつもひとりぼっちなど)で育った人です。
 

このようなとても厳しくてつらい家庭環境が、「怒られないように良い子にしておかなければいけない」という思いを生みます。
 
子供の頃、このような思いで育った子は、成長して大人になってからも「良く見られるようにしなければいけない」という思いになってしまうことが多いのです。
 

(以前の記事『ホメ殺し』にも書いていますが、子供の頃の“親・まわりからの無言の圧力”“親・まわりのほめ殺し”によって、「良い子にしておかなければいけない」という思いを生むこともあります)
 

このような人は、とても厳しくてつらい家庭環境でずっと「良く見られるようにしなければいけない」という思いで育ってきたために、知らないうちに周りの人の思いや周りの状況を読む力が身に付いています。

子供の頃から、怒られないように「相手が今どのようなことを考えているか」「これから先どのようなことが起こるか」など読み続けてきたので、人の心の中を読む力やこれから先起こることを読む力が身に付いているのです。
 

このようにして“非常に敏感な人”が出来上がっていきます。
 
 
 
 
 

相手を見る時、目の前の物を見る時、ある出来事に遭遇した時、人それぞれ見え方が違います。人それぞれ感じ方が違います。
 

人それぞれの“思い”でその対象となるものを見て(感じて)いるからです。
 
人それぞれこれまで体験してきたことなどによって出来上がった“思い”でその対象となるものを見て(感じて)いるから、人それぞれ見え方・感じ方が違うのです。
 

ですから、「自分が見ている人や物・起こっている出来事は、自分の“思い”でできている」と言うこともできます。

「自分が見ている相手は自分の“思い”でできている」
「自分が見ている物は自分の“思い”でできている」
「自分が遭遇した出来事は自分の“思い”でできている」

この世の中すべて自分の“思い”でできているのです。
 
 
 
自分が見ている相手は自分の“思い”です。
 

ですから、「自分が見ている人すべて自分である」と言うこともできます。
 
とても敏感なあなたが見ている相手は、とても敏感な人なのです。

とても敏感なあなたの周りの人は、すべて敏感な人なのです。
とても敏感なあなたの周りの人は、すべて人の心の中を読むことができるとても敏感な人なのです。
 
 
このように考えると、
「精神的な病で苦しんでいる人は、いつもとても敏感な他の人に自分の心の中を読まれている」
と言うことができます。
 

人前でそんなにあがっていなくても、自分が「ひどくあがった」と思えば、他の人すべての人に「コイツ、めちゃくちゃあがっているよ」と思われていることになります。(あがり症)
 
戸締り確認を3回繰り返しただけでも、自分が「また何度も確認作業を繰り返した」と思えば、他の人すべての人に「コイツ、何度も何やっているんだ」と思われていることになります。(強迫性障害)
 
多くの人が集まったところで、自分が「他の人としゃべることができない」と思えば、他の人すべての人に「コイツ、何もしゃべらないけど何考えているのだろう」と思われていることになります。(場面緘黙症)
 
 
 
 
 

精神的な病で苦しんでいる人の多くは、とても敏感な人です。

「“とても敏感である”ということが精神的な病の苦しみを生み、そして、精神的な病で苦しみ続けることになっている」
ということが言えるのではないでしょうか。
 
 
“とても敏感である”ということは、プラスに働けばこれからの人生のとても大きな武器になりますが、マイナスに働けば精神的な病の苦しみを生むことにもなります。
 
 
 
 
「“敏感”がプラスに働くか、マイナスに働くか」は何で決まるか?
 
 
 
「“敏感”がプラスに働くか、マイナスに働くか」は、「元となるものをプラスに捉えているか、マイナスに捉えているか」で決まる。
 

未来をプラスに捉えていれば「とても敏感である」ことが様々な“希望”を生み、未来をマイナスに捉えていれば「とても敏感である」ことが多くの“不安”を生みます。
 
 
現在精神的な病で苦しんでいる人は、“とても敏感である”ということをプラスに働かせるために、まず、人生そのものをプラスに捉えるようにしてください。
そして、精神的な病自体をプラスに捉えるようにしてください。
 
 
 

「“とても敏感である”ということをプラスに働かせるために、何事もプラスに捉えるようにする」
このことを心に留めておいてください。
 
 
「“とても敏感である”ということをプラスに働かせるために、精神的な病をプラスに捉えるようにする」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スリルハートは、精神的な病を障害・敵とは捉えていません。
スリルハートは、精神的な病を“素晴らしい個性”“才能”と捉えています。
 
ですから、スリルハートでは「“精神的な病を治す・克服する”必要はない」という考え方です。
 
 
スリルハートでは“精神的な病を治す・克服する”のではなく、“精神的な病を活かす”活動をおこなっています。
 
スリルハートは、精神的な病という“素晴らしい個性”“才能”をどんどん活かしていくための社会環境作りに力を注いでいます。
 

詳しくは、スリルハートホームページをご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつも読んでいただきありがとうございます。


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