「雨が降らないようにしよう」とするから苦しくなる! | メンタルアガリカルチャー

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あがり症・場面緘黙症・イップス・強迫性障害などの苦しみの中で得たことを活かして、新しい精神文化(精神の向上を目指した文化)=メンタルアガリカルチャーを作っていきます!

梅雨の季節になってきました。
 

じめじめとした感じがして「嫌な季節だ」と思う人もいるかもしれません。
 
しかし、「嫌な気分になるから、どうにかして雨が降らないようにしよう」と思う人がいるでしょうか?
 
みんな「嫌な気分になるけど仕方ない」という思いです。
 
 
 
●精神的な病で苦しんでいる人は、「雨が降らないようにしよう」としている。
 
普通の人は「雨が降っても仕方ない」という思いになるのですが、「雨が降らないようにしよう」という思いで一生懸命努力している人がいるのです。
 
精神的な病で苦しんでいる人です。
 

「どうにかして雨が降らないようにしよう」と努力しているけど雨が降らなくなることはなく、逆にどんどん雨がひどくなってしまって苦しんでいるのが精神的な病で苦しんでいる人なのです。
 
 
 
まったく緊張しない人なんていません。
 
普通の人でも、念入りに戸締り確認(確認作業)を繰り返す時があります。
 
普通の人でも、大勢の人が集まったところでまったくしゃべれなくなる時があります。
 

しかし、あがり症、強迫性障害、場面緘黙症で苦しんでいる人は、「絶対症状が出ないようにしよう」と一生懸命努力し続けているのです。
 

このように「絶対症状が出ないようにしよう」(雨が降らないようにしよう)という思いで努力することによって苦しむことになり、さらに苦しみが大きくなることになっているのです。
 
 
 
「絶対症状が出ないようにしよう」(雨が降らないようにしよう)という思いで努力している限り苦しみはなくなりません。
 
“まったく症状が出なくなる”ことなんてありません。
“まったく雨が降らなくなる”ことなんてないのです。
 
 
 
 
 
自然現象を「自分の力で変えてやろう」とするから苦しみが生まれるのです。
 
自然現象が現れても“そのままでいい”のです。
 

「症状が出ないようにしよう」から「症状が出ても“そのままでいい”」という思いになった時に精神的な病の苦しみはなくなります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スリルハートは、精神的な病を障害・敵とは捉えていません。
スリルハートは、精神的な病を“素晴らしい個性”“才能”と捉えています。
 
ですから、スリルハートでは「“精神的な病を治す・克服する”必要はない」という考え方です。
 
 
スリルハートでは“精神的な病を治す・克服する”のではなく、“精神的な病を活かす”活動をおこなっています。
 
スリルハートは、精神的な病という“素晴らしい個性”“才能”をどんどん活かしていくための社会環境作りに力を注いでいます。
 

詳しくは、スリルハートホームページをご覧ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いつも読んでいただきありがとうございます。


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