しっかりと理解してアドバイスしなければいけない! | メンタルアガリカルチャー

メンタルアガリカルチャー

あがり症・場面緘黙症・イップス・強迫性障害などの苦しみの中で得たことを活かして、新しい精神文化(精神の向上を目指した文化)=メンタルアガリカルチャーを作っていきます!

精神的な病で苦しんでいる人にアドバイスする場合、アドバイスする立場の人は精神的な病のことをしっかりと理解しておかなければいけません。


ネット上で、「この人は精神的な病をしっかりと理解できているのだろうか?」と思えるようなアドバイスを目にすることもあります。





精神的な病の場合、苦しみをなくすために進む方向を間違うとさらに苦しみが大きくなってしまうことがあります。


精神的な病で苦しんでいる人には、360度すべての方向に進んでいける道が存在しています。

その中から苦しみがなくなるところにつながっている道を選択しなければいけません。


その道を半分に絞り込む時にすでに間違ってしまっている人が多くいます。



苦しんでいる人の多くが「精神的な病の症状が出ないようにしよう」という思いで努力しています。

アドバイスする立場の人が「ここに来て訓練すると症状が出なくなります」というようなことを言って苦しんでいる人を集めている場合もあります。



「症状が出ないようにするんだ」という思いがあれば、症状が出そうな場面になると「症状が出ないようにしなければいけない」という思いと「症状が出てしまうかもしれない」という思いが戦うことになります。


精神的な病と戦っても苦しみはなくなりません。

精神的な病と戦っていることが苦しみになっているのです。


「戦って苦しみをなくす」
このような思いがあるから、進んでいく道を半分に絞り込む時点ですでに間違ってしまうのです。



●精神的な病と戦えば苦しみが大きくなる可能性が高くなる。


それまで無意識にやっていたことを強く“意識する”ようになると、それまでうまくできていたことがうまくできないようになる。
そして、「どうしてうまくできないのだろう」と考え悩むことにより、そのことをさらに強く“意識する”ようになってまったくできなくなってしまう。


私はこのことをこれまでのブログの中で何度も書いています。


精神的な病で苦しんでいる状態とは、“あることに対する意識が強くなってうまくできなくなっている状態”なのです。


精神的な病と戦うことによって精神的な病に対する意識は強くなります。

精神的な病と戦うたびに精神的な病に対する意識は強くなっていきます。

精神的な病と戦うたびに「こいつを絶対倒してやる」という、精神的な病に対する敵対意識は強くなっていくのです。


このようにして精神的な病に対してマイナス意識がどんどん強くなっていき、症状はどんどん悪化していくのです。


“精神的な病と戦えば苦しみが大きくなる可能性が高くなる”

苦しみを大きくしないためにこのことを頭の中に入れておいてください。





アドバイスする立場の人は、精神的な病で苦しんでいる人の苦しみを大きくしないように精神的な病についてしっかりと理解しておかなければいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしても精神的な病の苦しみがなくならない」「どうやって精神的な病の苦しみをなくしていけばいいかわからない」「精神的な病の苦しみを活かしたい」という人が集まる場として『スリルハート』を作りました。

精神的な病の苦しみをなくすために、『スリルハート』ホームページも参考にしてください。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも読んでいただきありがとうございます。


社会不安障害ランキング