「不足の祈り」と「感謝の祈り」

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おはようございます。

今日（2019年10月14日）は、満月（牡羊座にて　6：08）。

満月は、達成、成就の時。

牡羊座を象徴するキーワードの中から、「自分らしさ」「ピュアな魂」をテーマに、祈りについてお話しさせていただきたいと思っています。

「祈る」という言葉の意味を調べると、ふたつの意味がありました。ひとつは、「神や仏に願う」、もうひとつは、「心から望む。希望する」

信仰を持っていらしたり、信仰心のある方は、「神や仏に願う」という言葉が、すんなりと心に入ってくるかもしれませんし、特別、信仰心はありませんという方でも、何か心から望んだり、希望するということはあるのではないでしょうか。

先日、ある言葉と出逢いました。

「神様は、あなたの毎日が、あなたらしくあって欲しいと思っています」

「ありのままのあなたでいい」と言っていただいている・・・　否定されていない、むしろ、肯定して認めてくださっている、受け入れてくださっている、そう思うと、嬉しいですね。

私がご縁をいただいているスピリチュアル大学（仮名）では、「神様の前で自分を繕（つくろ）うことは不要」と言われています。

「祈る」時には、「ピュアな魂」であることが大切。

祈りに対して、すぐに答えがでることもあるでしょう（呼応）し、何年後かになることもあるかもしれません。

時には、祈ることを意図的にやめてしまうこともあるかもしれません。

私は、「祈り」の生活に入って、何十年も経過しましたが、誰でもできるのが「祈り」であると同時に、簡単なようで難しいと感じるのも「祈り」のような気がしています。

先日、「祈り」についての気づきがありました。

今回の記事のタイトルの「不足の祈り」ですが、例えばこんな祈り。

「子供がもっと私の言うことを素直に聞いて、家族が円満になりますように・・・」

この祈り方だと、「子供が素直さが不足している」とか、「円満さが我が家には足りない」などの意味を含んでいるように思えませんか

お金のことであったり、健康のことであったりと、不平や不満、不足からくるお祈りをしていることって、気づくと多いかもしれません。

そして、人を変えようとするお祈りは、特にNG。

一方、「感謝の祈り」とは、上記の例で言えば、「〇〇（お子様のお名前）くん（ちゃん）が、私の子供として誕生したことに感謝いたします。私が、子供の意志や気持ちを充分理解でき、○○くん（ちゃん）の良い部分を多く見ることができますように、私の心と態度を変えていきたいと思っていますので、ご神助をお願いいたします。」

お祈りしている本人からしたら、否定しているつもりはなくても、結果的に否定していることになってしまう場合もあるということに気づくことは、とても大切なことのように思います。

89歳で他界されたノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんが書かれた本「置かれた場所で咲きなさい」を読んだ時、今でも強く心に残っている部分があります。それは、渡辺和子先生が修道女を志し、修練長から言われたお言葉の部分。

以下、「置かれた場所で咲きなさい（著：渡辺和子／幻冬舎）より一部抜粋。

私は割り当てられていた配膳の仕事を食堂で果たしていた。百数十の皿、コップなどを長机の上、パイプ椅子の前に一つ一つ並べていく仕事を、沈黙のうちに手早く行っていた時であった。突然、「あなたは何を考えながら仕事をしているのですか」と問いかけられ、振り向くと、そこには厳しい顔をした修練長の姿があった。「別に何も」と答えた私は、「あなたは時間を無駄にしている」と叱責され、一瞬戸惑いを隠せなかった。命ぜられたことを、命ぜられたようにしていたからである。修練長は、そんな私に今度は優しくさとすのだった。「時間の使い方は、そのまま命の使い方なのですよ。同じ仕事をするなら、やがて夕食の席に着く一人一人のシスターの為に、祈りながら並べていきなさい。何も考えないで皿を並べるなら、ロボットの仕事と同じだ。

このお話しを読ませていただいた後、私も、家族の為、お客様の為、出会う人の為に、日々、お祈りを捧げさせていただくようになりました。食前に使用する食器を洗う時に、家族の一日のことをお祈りしながら、心を込めて食器を洗います。お客様がご満足いただけるように、お客様にお会いする前にお祈りさせていただきます。自宅のお掃除をする時にも、感謝を捧げながら、フローリングを綺麗にしています。

心を込められるものは、日常の中にたくさんあります。

何も考えず、何も込めないのであれば、能力面において、AIの仕事以下であるのに、それ以下になってしまうのかもしれません。