冥人となり故郷を救え【Ghost of Tsushima クリア後感想】#前編

※このゲームは、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。

現在、好評発売中の侍ゲーム『Ghost of Tsushima』をプレイしたので、まずはネタバレ無しでざっくりと感想を書きたいと思います。

侍ゲー好きとしては、これは是非プレイしなくては!と思い、実は予約購入で発売日には届いてたのですが、他のゲームとの兼ね合いもあって、少し出遅れてのプレイとなりました。

■ハード :PS4
■ジャンル:アクション/アドベンチャー(オープンワールド)
■開発元 :Sucker Punch Productions
■発売元 :(株)ソニー・インタラクティブエンタテインメント

ゲーム概要

武士の道から外れ、邪道に落ちた兵「冥人(くろうど)」となれ

文永(十三世紀後半)、モンゴル帝国(大元)は東方世界の征服をもくろみ、立ちふさがるすべての国を蹂躙していた。
東の果て、日本に侵攻すべく編成された元軍の大船団を率いるのは、冷酷にして狡猾な智将、コトゥン・ハーン。ハーンは、侵攻の足掛かりとして対馬に上陸する。
これを防ぐべく集結した対馬の武士団は、初めて見る元軍の兵略によって初戦で壊滅。島はたちまち侵略の炎に包まれる。

だが、かろうじて生き延びた一人の武士がいた。
境井 仁(さかい じん)。

仁は、境井家の最後の生き残りとして、たとえ侍の道に反した戦い方に手を染めることになっても対馬の民を守ろうと決意する。冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として、あらゆる手段を使って故郷を敵の手から取り戻すのだ。

(公式サイトより抜粋)
https://www.playstation.com/ja-jp/games/ghost-of-tsushima-ps4/

まぁ、超簡単に説明すると・・・

侍だけど忍者みたいな戦い方が出来る時代劇アクションゲームです。

アクションと言っても難易度設定があるので、同じオープンワールド系の『ウィッチャー3』のように、アクションが苦手な人でもストーリーが楽しめる作りになってると思います。逆にアップデートで超難関モードの「万死」という難易度が追加されたので、最近流行りの死にゲーのような遊び方もできます。

ちなみに“冥府から蘇った者「冥人」”とありますが、あくまでも巷の伝承的な扱いで、仁王やSEKIROの主人公のように不死身というわけではなく、仁はあくまでも普通の人間であり、お侍さんです。多分、主人公補正がなかったら物語中、3回くらいガチで死んでたと思います(爆)。

ただ、崖登りの才能は少々人間離れしております。是非、神社の鳥居をみかけたら険しい道を進んで参拝してみてください。彼の身体能力にビックリしますからw(ちなみに私が高所恐怖症なので、参拝時は毎回コントローラーが汗でグッショリしますw)

あとモンハンのハンターと違い、高所から落ちると死にますが(普通はそうだ)、ウィッチャーよりは頑丈に出来ているような気がします。ウィッチャーのゲラルトさんは、ちょっとした高さでもアウトですから(汗

このゲームはステルス要素がありますが、主人公の仁は元々は誇り高き侍なので、本来の侍のように正々堂々と戦うこともプレイヤーの自由です。しかし、仁を待ち受ける過酷な運命の数々が、もうこれは手段を選んでいられないという気持ちにさせられて、仁とプレイヤーの心境の変化がリンクするようなシナリオ・演出の流れに感心させられました。

あと時代劇としてのクオリティの高さですね。これを海外のスタジオが作ったというのだから驚きです。インタビュー記事などを読むと分かるのですが、日本の専門家やソニーがバックアップしてるとはいえ、作り手側が本当に日本の時代劇が好きじゃないと、シナリオも演出もこのクオリティの高さにはならないと思います。

作り手の時代劇愛が感じられて素晴らしいと思うと同時に、海外の方に日本の時代劇を愛してもらえて、とても嬉しく思います。

他にも、天気や時刻も自由に変更できる写真機能や、対馬の美しい自然と大地に没頭できるようにシンプル化されたUI、風を吹かせて目的地へ導く機能など、ゲームとしての機能面も素晴らしいものになっています。

愛馬に乗って美しい自然に溢れた対馬を散策していたら、RDR2にハマっていた頃を思い出しました。和風のオープンワールドもなかなか良いなァ…と。

全ての面において高評価で、これはまさしく今年を代表するゲームの1本だと思います。最近アップデートされて、オンラインモードの追加やシステム面も進化したので、まだ未プレイの方は是非!

さて、次は登場人物ひとりひとりに沿って感想を書きたいと思うのですが、長くなりそうなので、それはまた次回へ。各キャラクターの設定や物語も濃厚でネタバレ無しで語るのは難しいので、次回はネタバレありで語らせてもらいます。

©2020 Sony Interactive Entertainment LLC.

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