影宮です。
最近は「ひきこもり問題」がメディアでも多く取り上げられていますね。
実際に、ひきこもりの問題についてもご相談が多く寄せられます。
まず、ひきこもり問題で何が問題なのかと言うと、
「子供の人格や特性が原因で起きる問題である」
というように親が考えていることが、そもそもの問題ではないかと思います。
もちろん、ひきこもりという問題に子供の性格的特定も要因としてはあると思います。
でも、その背景には親の問題が引き金となっているのも事実です。
ひきこもり問題を抱えている親の特徴
・親夫婦の仲が悪い
・親が子供をコントロール下に置いて介入する
・親の満たされなかった感情(期待・劣等感)を一方的に子供に押し付けている
このように親の問題が、子供のひきこもりのきっかけになっていることに親自身が気づかずに、「子供の性格の問題」と片付けているケースが多く見られます。
例えば、ひきこもり問題を抱えている家の多くが親夫婦そして家族の間でモラハラ問題を抱えています。
*モラハラって夫婦間だけの問題ではありません。
親子間でも同様です。
親夫婦の間にあるモラハラ問題を解決するだけで、ひきこもり問題が解決することだってあります。
*子供のひきこもりが長期化した場合は別です。
「親自身が無自覚に自分たち夫婦の問題に子供を巻き込んでしまったこと」
これが、子供の引きこもり問題が起きる大きな要因の一つです。
「夫婦仲が信頼関係で繋がって本当の意味で仲の良い夫婦」
このような親夫婦の家ではひきこもり問題は起きません。
これははっきりと断言できます。
なぜなら、
「子供が家に引きこもる理由が無いから」
です。
*ここにヒントがあります。(ひきこもり理由が無い)ですね。
私がこれまで、たくさんの引きこもり当事者と話をしてきました。
しっかりと耳を傾けると、みんな素直で本当に親思いの方ばかりです。
でも、そんな子供の本当の姿を理解する親は中々いません。
口では、
「子供のためには何でもします!」
なんて言いますけどね。
*実際はあーだ、こーだ理由をつけて問題を先送りする親がほとんどです。
そういう親は最後に行き詰まり子供の問題にして子を捨てます。
実際にお子さんの引きこもり問題を解決するために、必死に頑張っているお母さんもいます。そういう方は本当に悩み、自身を変える努力を惜しみません。このようなお母さんの姿を見て、引きこもっている子供も親の変化に気づき変わって行きます。子供が変わることばかり考えている親の場合は、中々問題が解決しないのが、この問題の特徴でもあります。
「子供の引きこもり問題の多くは、親の内面の問題が子供を通じて顕在化した問題」
であることを多くの親御さんに理解して頂ければと思います。
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