「離婚後の生活設計をイメージできてていますか?」
影宮です。
今回のコロナ不安で離婚に対してより慎重性が求められるようになりましたね。
今日のお話は、
「離婚後の生活設計をイメージできていますか?」
についてです。
最近、モラハラで悩んでいる方のご相談を受ける中で気になることがあります。それは、
(専門家に相談した際に離婚を強く勧められる)
確かにDVなどの一方的且つ理不尽な理由による暴力の場合は致し方無いと思いますが、モラハラなどの問題の場合はまだ対策の余地はあり、無計画に離婚でモラハラ問題の解決を図るのは得策ではないと私は考えています。
*ここでいう無計画とは、(後先考えずに感情を優先して離婚する)ことを指します。
例えば、
1 子供はいない(もしくは成人している)
2 離婚しても経済的な問題は無い
3 親のサポートの了承を得ている(親も快くサポートしてくれる)
4 配偶者からある程度の財産を分けてもらうことが決定している
これらの条件が揃っている場合はそれほど問題はありませんが、モラハラ問題が理由となっている場合は上記のような条件が揃った状態で離婚できる人はそれほどいないでしょう。
逆に、
1 子供がいる
2 経済的な不安がある
3 親のサポートも期待できない
4 配偶者からの財産分与も期待できない
このような状態で、専門家の言うままに離婚をしてしまった場合は、後で大変な問題を抱えてしまうことにもなります。
*専門家は離婚するまでがサポート対象で、離婚後の生活についてのサポートまではしてくません。
また、
(モラハラに耐え切れずに後先考えずに離婚してしまう)
今のコロナ不安が解消されていない時期は、絶対に避けたい離婚方法の一つでもあります。
今の時期にこのような方法で離婚してしまうと、
・期待した養育費も支払われず
・親との関係も悪化してサポートが得られない
・コロナ不安で仕事も見つからない
・子供に不満をぶつけてしまう
モラハラから解放されても上記のような問題が発生して、
(なんでこんなことになるの?)
後悔してもどうにもならない状態に陥ってしまうことも考えられます。
だからと言って、
(私が我慢して犠牲になるしか方法は無いのね)
と……諦める必要もありません。
大事なことは、
(きちんと離婚後の生活をイメージできるまで離婚の決断をしないこと)
です。
何も離婚だけが解決方法ではありません。
*相手のモラハラが離婚理由であるならば、そのモラハラを止めさせることができれば離婚する必要性も無くなりますよね。
DVはともかくモラハラは離婚を急ぐ前に色々と対策があります。その対策をやり尽くしてから、離婚を考えた方が後々のことを考えても遅くはありません。
(モラハラ問題の解決は離婚だけではない)
モラハラ問題で悩んでいる方はぜひご相談頂ければと思います。
*辛い気持ちはわかりますが、離婚後に不幸になってしまっては本末転倒です。とくにお子様がいらっしゃる方はお子様も巻き込んでしまうことを忘れてはなりません。
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