タウシュベツ川橋梁とは?

北海道の真ん中あたりにある糠平湖。
ここに拓けた糠平温泉郷から北へ8キロほどに残る鉄道遺構。

ここタウシュベツ川に架かるコンクリート製の橋梁で、旧国鉄時代に廃止となった士幌線が走っていた。


こんな光景はまず見られない


DSC_2081
この見事なアーチ型橋梁は、周辺に残る「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」のひとつであり、最も大きく美しい。


DSCN1456
実はこうして見えているのが奇跡。
タウシュベツ橋梁は川が氷結し水位が下がると現れ、6月頃には沈み始め夏には水面下になる。

一年でも厳寒の時期しか見られないのだが、そもそもそんな時期に見に行くのは容易ではない。

DSCN1457
それが今年は雨が少ない影響か、ご覧のように橋梁おろか周辺からも水が引き、まるで草原のようになっていた。

これはラッキーと喜ぶべきか、温暖化の影響かと憂うべきか。

水面から見えるタウシュベツ橋梁を見た人はいるだろうが、草原の中に建つ光景は、いまだかつて無い。
ラッキーとしよう。


その他のアーチ橋梁も美しい




DSC_2029
DSCN1442
DSCN1443
周辺には数ヶ所、このような橋梁が残っている。


DSCN1444
かつての鉄路もいまや昔。
危険な為、渡ることはできない。


旧幌加駅跡


DSC_2056
DSC_2036
線路跡を歩き、駅へ向かう。


DSC_2058
1925年から1987年まで存在した士幌線。
当時の幌加駅の様子だ。
駅周辺には数百の家屋や店があったという。


DSC_2042
現在の幌加駅跡。


DSC_2046
DSC_2049
廃線になり今は僅かにホームが当時を偲ばせる。


DSC_2055
DSC_2063
DSC_2065
DSC_2031

タウシュベツ川橋梁
北海道上士幌町字ぬかびら源泉郷






道央ランキング