アメショー コチカの FIP 猫伝染性腹膜炎 完治の記録<標準治療>

2014年生後3ヵ月でFIPウェットタイプを発症後、標準治療で寛解。治療過程とその後の日々の記録。

7歳時検診の詳細について

2020-11-24 20:34:58 | ペット
先月投稿した、コチカの7歳時健康診断の結果とFIP再発の疑い、
そして精密検査の最終結果についてまとめてみました。
Facebookへの投稿のコピーですが、このサイトにたどりついてくださった方の
何かの参考になればと思います。


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【ご報告&拡散希望】

私は先月7歳になったばかりのアメリカンショートヘアの女の子と暮らしています.

生後3ヶ月であるペットショップからうちに来てすぐ、彼女は、猫だけがかかる、
コロナウィルスの突然変異が原因のFIP(猫伝染性腹膜炎)を発症しました。
当時はまだ特効薬もなく、抵抗力の弱い発育中の子猫の場合は
ほぼ1歳までに命がつきると言われた深刻な病気です。

幸いに腕のいい獣医師にあたり、コチカは回復しました。
それ以来7歳になるまでずっと、食欲不信やトイレトラブルもない
健康そのもの(に見える)日々を過ごしてきました。

飼い主として、見た目に心配なことがなくても、
7歳になったら一度健康診断を受けさせようと決めていました。

とくに深い考えがあったわけではなく、ペットショップやネットでキャットフードを探した時に、
どのメーカーからも同じ銘柄で7歳以上に向けたバージョンが発売されていたので、
人間の成人病検診と同じように、猫は7歳が体調の変わり目なのかなと
なんとなく思った、そんな軽い気持ちからでした(猫の7歳はヒトの44歳にあたるそうです)。

なので、健康診断の結果も楽観していました。
FIPキャリアではあるけれど、見たところは健康そのものだし、
このまま何もなく自然に10歳を超えてくれるだろう、そう思っていました。

結果は、自分の呑気さに愛想がつきる、そんなショックを伴うものでした。
まず、心筋症が疑われる炎症の数値が高い。
緊急の検査として、Pro BNPという簡易キットでの精密検査を受けました
。結果は陰性でしたが、それではcpkという心筋と骨格の炎症を示す数値が
2000を超えている(通常は2ケタ)ことの説明がつかない。
なので、更に、専門医による心臓のエコー検査を追加で受けることになりました。
そして、久しぶりに聞いたあの病名、「コチカちゃんはFIPもありますからその検査もしましょう」と
(FIPはコロナウィルスの暴走によって自己の免疫が破壊される病気なので、
血管が通っているところならどこに炎症がおきても不思議ではないのです)。

新たに採血をし、心臓エコー検査の結果と併せた判定が下るまでの間は、
生きた心地がしませんでした。

結果的にFIPは陰性で、心筋症の初期であることから、今後は半年ごとに
心臓のエコーをとることになりました。
コレステロール値も高いので、今後は低脂肪のフードへの切り替えもしていくことに。

以上が、我が家の猫の7歳時健康診断の顛末です。
要精密検査となったときは焦りましたが、今思うと、心臓にリスクがあること
(猫の死因の半分以上を占める腎臓は大丈夫でした)、
フードは脂肪分をチェックする必要ができたこと、
そして何よりもFIPは克服できている、この3つがわかったことは
今後を考えるととても安心できるものとなりました。

長くなりましたが、猫と暮らしているみなさま、
ぜひ、愛猫が7歳になったら、健康診断を受けるようおすすめします。
身近に猫飼いさんがいる方も、お節介かもしれないので無理のない範囲で
、血液検査で健康リスクが見つかった我が家のケースを教えてあげてください。
どこも悪くなければ安心だし、何かしら気をつけるところが見つかれば
それは猫ちゃんの長生きにつながる素晴らしいヒントになりますから。

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