ギリシャの秋の花と実 | nemophy photo-blog

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花などを記して残す雑記帳

久しぶりの更新です。
 

10月下旬に8日間ほど、ドイツギリシャを訪れる機会がありました。仕事の関係です。

オフの時間には、観光地も回らせてもらいました。
 
ギリシャでは遺跡見学をしましたので、そのときの写真をアップしたいと思います。
ちなみに日本との時差は7時間、10月はサマータイムのため6時間です。日本の方が6時間進んでいます。
 
アテネ市内やエーゲ海沿岸に咲く秋の花や実も見ることができましたので、名前も分からないままカメラに収めてきて、あとで分かる範囲で調べました。
同行した人には、遺跡ではなくて、なんで地面にカメラ向けてるんだろうと思われていたようです。
 
 
 
アテナイアクロポリス
プロピュライア
 
 
 
 
エンタシスの柱ですが、下の方ずれてますよね。だるま落としの途中みたいなバランス!?
 
 
 
 
エレクテイオン神殿

 

 
 
 
 
 
 
 
 6体のカリアティード(女人柱像)に支えられたポーチ
この女人柱像は全てレプリカで、本物は大英博物館アクロポリス博物館に収蔵されているそうです。

 

 
 
 
アクロポリスでは丘の麓から中腹にかけて、オリーブの木があちこちで見られました。
1ヶ月以上、雨が降っていないとのことで、葉は土埃をかぶって白っぽくなっていました。
 
 
 
 
パルテノン神殿
 
 
 
この壮大な建造物の遺跡を目の当たりにすると、自分もギリシャに来れたんだという感慨がわいてきます。
 
 
 修復のための足場が組まれていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ここは広い台地状の丘になっています。
 
 
 
 
 
 
 
どの角度から撮影しても絵になりますね。
 
 
 ギリシャ国旗がはためいていた展望台
 
 
 
 
展望台から、アテネ市街、リカヴィトスの丘を望む。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
下は、夕刻、このリカヴィトスの丘の上からライトアップされたアクロポリスを眺めたときの写真です。
 
 
 
 
 
鳥が飛び立ちました。
カササギです。
韓国で見て以来です(日本国内では見たことがありません。)。ヨーロッパ南部にも生息しているとは知りませんでした。
 
 
 
 
西洋タンポポですかね。
 
 
 
 
ディオニソスの劇場
 
 
 
 
ヘロド・アティクス音楽堂
現役の音楽堂です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ギリシャは、車庫証明が不要だそうで、路上駐車が多いです。
この街路樹は葉や実の付き方からすると、エンジュだと思われます。
中国原産の樹木のはずですが、植栽でしょうね。
 
 
 
数珠状にくびれた豆果をたくさんぶらさげていました。
 
 
 
 
黄色のポンポンが目をひきます。
ミモザ
 
 
 
 
 
 
 
 
セイヨウハナズオウ
別名 ユダの木
莢が赤く色づいた豆果をたくさん付けていました。
 
 
 
 
葉はハート形
 
 
 
 
 
 
アテネから車で2時間ほどの距離にあるスニオン岬にも訪れました。
 
アッティカ半島の最南端に位置し、エーゲ海に突き出た岬です。
ここにはポセイドン神殿が遺されています。
 
 
 
 
 
 
 
 波が穏やかなエーゲ海
この日の気温は20度を超えていて、途中のビーチでは泳いでいる人もいました。
 
 
 
 
 
 
 
 
ポセイドン神殿
 
 
 
 
 
マクロニソス島
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ピンク色の花が咲いていました。
近付いてよく見るとシクラメンです。
後で調べるとこの辺りでは原種シクラメンが見られることが分かりました。
 
 
 
シクラメン・グラエクムという種類と思われます。
Cycramen graecum
グラエクムは、ギリシャのことです。
 
 
 
 
 
5個ある花弁の喉部に耳介のような突起があるのが特徴です。
 
 
 
 
 
 
 
 
独特な模様のある葉が印象に残りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
黄色の花が目に入りました。
チューリップ? クロッカス? サフラン?
 
 
 
 
帰国してから調べると、ステルンベルギアというヒガンバナ科ステルンベルギア属(キバナタマスダレ属)の花だと分かりました。
 
ステルンベルギア・ルテア(Sternbergia lutea)という品種のようです。
 
 
 
 
下の写真で花被片が細いものは、ステルンベルギア・コルチシフォリア(Sternbergia colchicifolia)という品種かもしれません。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
黄色の花は、西洋タンポポでしょうか。
右上のギザギザの肉厚の葉は、アブラナ科アラセイトウ属のシーストックです。
5月頃に紅紫色の4弁花をつけます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネギのような花が咲いていました。
これも後で調べると、
オータム・スクイル(autamn squill)というキジカクシ科ツルボ属の花に行きつきました。
Scilla autamnnails とも呼ばれます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スイセンの仲間が咲いていました。
日本ではスイセンといえば早春、花を横向きにして咲くイメージですが、このスイセンは上向きに咲いていました。
 
ナルキッソス・セロティヌス(Narcissus serotinus)というヒガンバナ科スイセン属の秋咲きの品種です。花の中央の副花冠は発達していません。
 
 
 
ナルキッソスは、ギリシャ神話に出てくる美少年の名前からとられたもので、ナルシシズム(narcissism)の語源にもなっていますね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キョウチクトウ
 
 
 
 
こちらは、ハマミズナ科アプテニア属の常緑多年草、ハナツルソウです。
英名は、ベビーサンローズ。
原産は南アフリカなので自生ではないですね。
 
 
 
 
 
 
 
 
お土産として宿泊先の近くのコンビニで買ったギリシャのイオンというメーカーのアーモンドチョコレートです。
ギリシャでは春に桜の仲間であるアーモンドの花が咲くそうです。
チョコレートの包装紙にアーモンドの花が描かれています。
 
 
 
 
最後に、ドイツ フランクフルトで見かけた花をひとつ載せます。
 
シソ科カリガネソウ属の落葉小低木、カリオプテリス・クランドネンシスの花です。
ハナシキブやブルーベアードとも呼ばれます。
ダンギクとカリオプテリス・モンゴリカの園芸交雑種で、5裂する花冠の裂片の一つが大きく、先端が髭状に細かく切れ込むところが特徴です。
日本にも入ってきているようですが、見たことがありませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
これでこの記事を終わります。
 

 

 

 

 

 

 

 

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