12月12日の北本自然観察公園 | nemophy photo-blog

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花などを記して残す雑記帳

12月12日(木)は、休暇を取って午前中は運転免許証の更新に行き、午後は久しぶりに北本自然観察公園を訪れてみました。

 

まず向かったところは、コスミレの返り咲きの花が見られることがあるエリアです。やや時期が遅いですが、以前12月の下旬に咲いていたのを見たこともあります。

 

しばらく探していると、ありました。一輪だけですが。

 

 

 

 

落葉と大きくなった自身の葉に埋もれるように咲いていました。

 

 

 

 

開花して少し時間が経ったのでしょうか、花弁がねじれています。

側弁の基部に毛が生えているタイプでした。

 

 

 

 今年ははじめてのものを含めて、たくさんのスミレの花に出会いました。これが今年の見納めかな。

 

 

 

 

 

オギ(左側)とススキ(右側)が並んでいました。

オギの花序は白っぽく、ススキの花序は黄色っぽく見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ススキ(薄、芒)

別名 オバナ

山野に生える草丈1~2mのイネ科ススキ属の多年草。

茎は叢生して、大きな株をつくります。

 

 

 

 

 ススキの花序(果序)

 

 

 

 

小穂

 

 

 

両性小花の外花頴(えい)から長い芒(のぎ)が出ています。

矢印の部分がまだ脱落せずに残っていた芒です。

 

 

 

ススキと言えばススキミミズク!

 

すすきみみずく

 

 

 

 

こちらは、オギ(荻)

別名 オギヨシ

水辺などに生える草丈1~2.5mのイネ科ススキ属の多年草。

ススキのような株はつくらず、地下茎が地中を長く横にのびて、稈(かん、イネ科の節間が中空で節に隔壁がある茎のこと)を地下茎の節から単生し、群生します。

 

 

 

 

 

オギの花序(果序)

 

 

 

 

小穂には、ススキのような芒(のぎ)はなく、小穂の基部から小穂の長さの3~4倍の10~15mmの銀白色の毛を密生させます。ススキよりも長いため、全体に白っぽく見えます。

 

 

 

 

この日、見られた野鳥は、シジュウカラ、キセキレイ、エナガ、ヤマガラ、ヒヨドリ、マガモ、ダイサギ、アオジ、モズ、コゲラです。シジュウカラとキセキレイの写真があります。

 

 

シジュウカラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キセキレイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショックなことがありました。

 

北本自然観察公園のシンボル的な存在となっていた樹齢200年を超えるエドヒガンザクラが、台風の後の10月22日に根本から折れてしまっていたことを知りました。

根腐れが確認されたようですが、今年の台風によるダメージが引きがねになったのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

エドヒガン

 

 

 

下に、2009年3月28日に撮影した花を載せます。

 

エドヒガン

 

 

 

エドヒガン

 

 

 

エドヒガンは萼筒が壷形で、基部が球形に膨らむところが特徴です。花柄や萼筒には開出毛が密生しています。

 

エドヒガン

 

 

 

エドヒガン

 

 

 

エドヒガン

 

 

前掲の立て看板には、ひこばえなどによる再生の道を探っていきますと書かれていました。

どうか代替わりという形でも可能であれば復活してほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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