2月11日(火)建国記念の日に散策した高尾山のレポのつづきです。
今日の目的の2つ目は、大平林道での早春のスミレ探しです。
野草園から、2号路 → 3号路 → 5号路 → 6号路と進んだあと、分岐を稲荷山コースに上がったら、このコースを横断して、南側に急降下し高尾林道に出ます。
この林道はどこかで大平林道に変わるようですが、境目がよく分かりません。
ヤマップの軌跡
帰路は、林道をそのまま引き返して6号路を使って、登山口まで戻りました。
南北にうねるようにトラバースする3号路を進みます。
オオハナワラビ
ヤマルリソウです。
今年、初めて花を見ました。
ヤマネコノメソウも咲いていました。
雄しべか4個のタイプです。
ミズキの若い枝です。
若い枝は紫紅色をしていてよく目立ちます。
枝が鹿の角のように伸びます。
今年、冬芽を意識するようにならなかったら、ミズキだとは分からなかったと思います。
頂芽をつつむ芽鱗は5~6個
葉痕は半円形からV字形で維管束痕は3個あります。
カントウカンアオイ
7日に来たときにも撮ったカントウカンアオイ
6号路を下りて来て、沢に出ました。
とび石
三叉路を稲荷山コース方面に上がって行きます。
稲荷山コースをすぐに横切って、分岐を高尾林道・ふれあい館方面に下ります。
ここにもカントウカンアオイが咲いていました。
林道に下りてきました。
右に行くと林道行き止まりですので、手前側の大垂水、小仏城山方面に向かいます。
しばらく歩いて行くとスミレが咲いていました。淡い色の花が混じっています。
葉はぼろぼろですね。
雌しべの柱頭がカマキリの頭状で正面からしべが良く見えますので、コスミレです。
高尾山のコスミレは、日影沢林道のものもそうですが、花色が淡いものが多い印象です。
枯れた葉柄がだらんと伸びていて、新しい葉はまだ展開しない株もあります。
側弁に毛のあるタイプです。
こちらは白花です。
コスミレの白花は、はじめに九州で見られたところから、シロバナツクシコスミレと呼ばれるようになったそうです。
タチツボスミレも咲いていました。
雌しべの柱頭は棒状です。
岩から水がしみ出しているところを通過。
トキリマメ、あるいはタンキリマメの黒光りする果実が残っていました。破れた鞘にくっついたままです。
こちらもタチツボスミレです。
下の花は開き始めたところですが、中をのぞくと柱頭がカマキリの頭状でしたので、コスミレです。
蕚片の付属体が目立ちます。
葉も先端がすぼまらず、丸みを帯びたコスミレの葉です。
学習の歩道で一丁平方面に上がる登山道は崩落のため通行止めでした。
さらに林道を進むと倒木が散乱しているところもあります。来た道を振り返って撮影。
ここで林道を引き返すことにしました。
コスミレの葉。
花をつけていません。
淡いピンクがきれいな花です。
タチツボスミレ
タチツボスミレ
クサイチゴ
6号路に戻りました。登山口まで行きます。
ヨゴレネコノメもロゼットの中央に花芽を準備している様子でした。
午後4時半、登山口に無事戻りました。
野草園でセツブンソウなどの花が見られ、大平林道でもスミレが観察できたので、今日の目的はクリアできました。
これで2月11日の高尾山のレポを終わります。
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