冬芽観察 R2.2.15 自宅周辺で | nemophy photo-blog

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花などを記して残す雑記帳

2月15日(土)は曇りでしたが、気温は高めで過ごしやすい一日でした。

 

自宅周辺の雑木林や公園などを散策して、樹木の冬芽を観察してみようと思います。

 

まずは、自宅の庭にあるハナズオウです。

マメ科ハナズオウ属の落葉低木

 

花芽

房状に連なっています。

 

 

 

 

葉芽

葉痕は半円形~三角形で、維管束痕は3個

 

 

 

 

 

シンジュ

別名 ニワウルシ

ニガキ科ニワウルシ属の落葉高木

 

 

 

 

 

 

維管束痕は葉痕の縁に複数あります。

 

 

 

 

 

 

 

灰色の樹皮で皮目が多い。縦の波状のすじが見られます。

 

 

 

 

 

オオモミジ

ムクロジ科カエデ属の落葉高木

※ 当初、イロハモミジとしましたが、冬芽の膜質鱗片が大きいこと(イロハモミジは小さい)、翼果の形がブーメラン状であること(イロハモミジは、竹トンボ状)から、オオモミジに訂正させていただきました。

 

仮頂芽が2個並びます。

 

 

冬芽の基部は膜質鱗片に包まれており、縁には毛があります。

 

 

 

 

翼果が残っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハナミズキ

ミズキ科ミズキ属の落葉高木

 

花芽はたまねぎ形。

そのすぐ下には一対の葉芽があります。

 

 

 

 

こちらは葉芽です。

 

 

 

 

 

センダン

センダン科センダン属の落葉高木

 

冬芽は球形で星状毛の密生した芽鱗に包まれています。

 

 

 

 

葉痕は倒松形~T字形

 

 

 

緑色がかった樹皮には点々と皮目がたくさんあります。

 

 

 

 

 

アカメガシワ

トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木

 

頂芽は裸芽で星状毛が密生しています。

葉の葉脈のすじが見えます。

 

 

 

 

葉痕は円形で、維管束痕は複数あります。

 

 

 

 

 

ヤマグワ

クワ科クワ属の落葉低木~高木

 

葉痕は円形~半円形で、維管束痕は多数あり、輪状に並びます。

 

 

 

 

 

 

 

ナツツバキ

別名 シャラノキ

ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木

 

頂芽

芽鱗は3~4個あり、内側の芽鱗には白い毛が密生しています。

 

 

 

 

側芽

葉痕は半円形で維管束痕は1個

 

 

 

 

樹皮は、はがれてまだら模様になります。

 

 

 

 

カキノキ

カキノキ科カキノキ属の落葉高木

 

枝先につくのは仮頂芽

おむすび形で短毛が生えています。

 

 

 

 葉痕は、半円形、楕円形、三角形などをしています。

維管束痕はカーブしながら並びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クチナシ

アカネ科クチナシ属の常緑低木

 

橙色の果実が残っていました。

 

 

 

 

冬芽や葉痕から調べて、樹木の名前が分かり、自宅周辺にもいろいろな木があることを確認できました。

 

今回散策したのは、自宅の西南側でしたので、次回は他のエリアも歩いてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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