11月3日(火)の文化の日は、久しぶりにさいたま市桜区の田島ケ原サクラソウ自生地を訪れました。
近くを流れる鴨川の昭和水門
駐車場に植栽されたキョウチクトウです。
キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木
花芽
葉痕
夾竹桃の名前は、花が桃に、葉が竹に似ていることに由来するそうですが、幹も竹の節のある稈に似ています。
葉はふつう3輪生してつくので、葉痕も3面に見られます。
トベラ
トベラ科トベラ属の常緑低木~小高木
熟した蒴果が3裂して、粘液に包まれた赤い種子が見られました。
葉痕は維管束痕が3個あります。
※ 今春撮影したトベラの花の記事です。
サクラソウ自生地の草原の中には高い木がいくつか生えています。
クヌギとハンノキです。
クヌギ
ブナ科コナラ属コナラ亜属の落葉高木
すでに冬芽もたくさんついていました。芽鱗の縁に灰色の毛が生えています。
狭長楕円状披針形の葉
殻斗のついたドングリが小屋の上に落ちていました。
ハンノキ
カバノキ科ハンノキ属の落葉高木
樹皮は縦に裂けます。
雄花序と雌花序の冬芽です。
ハンノキの枝が落ちているのに気が付きました。
何故なのか、熟した果穂と、
雄花序の冬芽がついた状態で落ちてしまっていました。
こちらは、葉芽です。
ヤマグワ
クワ科クワ属の落葉低木~高木
葉痕は円形~半円形で、維管束痕は多数あり、輪状に並びます。
冬芽を包む芽鱗は5~6個。
マユミ
ニシキギ科ニシキギ属の落葉小高木
果実(蒴果)が4裂して、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が見られました。
サイカチ
マメ科サイカチ属の落葉高木
刺は枝が変化したもので分岐が見られます。
冬芽は複数が集まってこぶ状になります。
サクラソウ自生地の脇の草地にタマスダレが咲いていました。
ヒガンバナ科タマスダレ属の球根草
アレチウリの果実です。
ウリ科アレチウリ属の北米原産のつる性1年草
特定外来生物に指定されている帰化植物です。
長卵形の液果が集まった果実には、軟毛とトゲが密に生えています。
ツルマメの豆果
マメ科ダイズ属のつる性1年草で、大豆の原種とされています。
ノブドウの液果
ブドウ科ノブドウ属の落葉つる性木本です。
ノコンギク
キク科シオン属の多年草
運よく、サクラタデの花を見ることができました。
タデ科イヌタデ属の多年草です。
つぼみのときの方が濃いピンク色をしています。
最後に、オオシマザクラの冬芽を観察しました。
バラ科サクラ属の落葉高木
帰りに、文明堂さいたまあおぞら工房に立ち寄りました。
仔ぐまたちもコロナ対策
美味しい三笠山でした!
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