IoT基調講演:日立の協創の取組、FogHornのエッジ導入推奨 | 無線LANオタクのつぶやき:spectrum-tech

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無線LAN関係の状況などをコメントしてゆきます。たまに、無線全般に書いてゆきます。見える化、脆弱性、セキュリティなど

1.はじめに

 本日、ビッグサイトのIoT/M2M展のセミナに参加しました。その内容を共有します。日本の強い製造業の標準化、エッジデバイスの活用による未来など面白い話が沢山ありました。

2.内容

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1.日時:平成31年4月12日(金)10:00-12:00

2.場所:ビッグサイト

3.内容

(1)「協創で生まれるIoTを活用したバリューチェーンの革新」日立 森田さん

・製造の状況と協創

・AI,IoTのバズワードのピークを超え、課題解決に向けて活用段階へ

・2016年から製造の国際標準化を目指して、ドイツと日本で連携し、Industry4.0

・中国も製造2025でドイツと連携

・Society5.0,SDGs(国連が提唱している、持続可能な開発目標)により

 社会問題解決を図る。その礎にIndustry4.0も貢献

・Society5.0は、IoTで全てをつなげ、AI活用、ロボット活用

・日立は、プロダクトxOT(operation tech)xITが重要と考えている。

・製造、ロジ、保守の3フェーズを重要と考えている。また、自社だけではできない。協創が重要

・ものづくりの日本版のリファレンスモデルは、

見える化、つなげる、流れを制御、問題把握と対策、予測、連携の段階的にとらえる

改善からイノベーションへ、そのためには自社ではできない。顧客、ライバルと協創

個別改善では限界、効果が限定的

・日立は、顧客協創基盤(Lumada)を作り、ソリューションを提供している。

社会課題、経営課題を解決

・事例

・ダイキンとの「ろう溶接品質改善例」、名人と新入社員の違いを画像解析で可視化、全世界で活用

・ダッシュボード化(現場、工場長、経営層がひとつのデータをあらゆる角度でKPI設定し可視化)

・工場は、特に4M(Man,Machine,Material,Method)が重要でデータが必須

・ロジ、メンテなどの事例もあり

 

(2)「エッジ導入事例の深掘り、またそこから見える未来への足がかり」FogHorn 遠藤VP

・会社の成り立ちと現状のIoT

・CiscoのOB、で社内ベンチャから始まった

・シリコンバレーの会社で、GE、三菱重工などの大手が出資。80名のソフト会社

・Edge側をインテリジェント化して、ゴミデータを送らない、必要なデータだけ加工して抽出

 既存機器からデータをとり、各モデルを活用して可視化する。

・各デバイスからのデータは9割はゴミデータになる。また、バッチ処理では意味がなくなる(故障検知)

・また、各データはフォーマットも違い、そのまま取り込めない

・データは貯めるとコスト大、分析もコストかかる。

・製品の特徴

・Linuxベースのソフトで各デバイスからデータを収集し、準備されたロジックで分析、クラウド等に送信

・センサの追加も可能。ロジックはモジュールを複数準備。Rawデータは使わない。

・解析した1割のデータをリアルタイムに送信し、活用

・事例

・川重の車両データ収集に活用

・ブレーキデータを収集して、故障予兆に使う。Rawデータは1車両で10GB/日でそうのままだと使えない

・現状は運行後、バッチ処理。これでは遅い

・運転手のスキルも取り込んでいる。(予定かも)

・重要なのは、Rawデータにイベントを付加することが重要。どうイベント(例:ブレーキをかけたなど)をとるのか不明

・本製品は、今回はブレーキデータ関連だが、他のシステムも取り組むことが可能。マルチプラットフォーム

以上

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3.問い合わせ先

当社の強み

・無線LANの専門調査会社として、セキュリティから電波までの無線LANの専門性を強みとしております。

・無線歴35年、SI歴25年の専門家が対応します。

・自社所有の測定ツール(Linux,スペアナ、電波診断ツール、セキュリティ診断ツール、トラヒック診断ツール)により迅速に対応します。

スペクトラム・テクノロジー株式会社

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担当:村上

 

 

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