呉かみしばいのつどい ~紙芝居はワクワクどきどき~

子ども達と心を通わせ、共感の感性を育む
日本独自の文化、紙芝居
紙芝居の輪が広がりますように~

広島県立呉宮原高校で、ふうちゃんのそら

2020年01月18日 | ふうちゃんのそら
2020年1月15日広島県立呉宮原高校の1年生200人に、「ふうちゃんのそら」を観ていただきました



呉宮原高校は『くれぼん 呉本』の作家でライターの丸古玲子さんの母校です。
丸古さんは『くれぼん 呉本』に11人の呉にゆかりのある人にインタビューし、エッセイ集としてまとめられました。
そのインタビューのトップバッターが、中峠さんことふうちゃんだったのです。

呉市出身で東京在住の丸古さんは、ふうちゃんとの出会いがきっかけで、「呉のことを知らなかった→知りたい!」と思われたそうです。
それから11人のインタビューを経て『くれぼん 呉本』誕生となったとお聞きしています。

昨年は丸古さんが高校生に授業で講演されて、そのバトンを「ふうちゃんのそら」につないでくださいました。
ご縁をいただき、ありがとうございます



200人の高校生は初めてだったので、ワクワクして挑みました。
「起立」って立ち上がったら、大き〜い、大き〜いね
圧倒されましたよ。
いつも保育所や小学校がメインなのでね。

最初に2016年にNHKで放送された「こども手話ウィークリー」を観ていただきました。
1945年の呉市が軍港であったことや、日本の中でどんな場所だったかを観てもらい、その後プロジェクターでの実演となりました。







高校生の真剣な眼差しに感動しました。
実演後、感想や質疑応答の時間でした。
たくさん質問をいただきましたが、少しご紹介します。



質 問 「防空壕には、どのくらいの時間入っていたのですか?」
中峠さん 「7月1日の夜半から2日の朝方助けられるまで防空壕に入っていたので、はっきりわかりませんが午前8時から10時くらいだったんじゃないかと思います。」

質 問  「防空壕はどれくらいの大きさだったのですか?」
中峠さん 「呉で一番大きい防空壕といわれていた和庄防空壕です入口が4箇所もあり、5箇所目は作りかけだったそうで、六千人が収容できる防空壕ということでした。皆さんが想像している映画やTVで観る何人かが入る防空壕とはイメージが違うとかと思います」

質 問  「こういうお話を聞くと、どう生きていったらいいかなぁと思うのですが、どうしたらいいか教えていただけないでしょうか?」
中峠さん 「私は朝起きたら、今日は新しい一日だと毎日思います。今日という日と同じ日はないので精一杯生きることしかないと思って、新しい一日を生きています。答えにはなっていないかもしれませんね」

時間がもっとあったらよかったと思えるくらいでした。
高校生の皆さんと先生方も校長先生も一緒に、「ふうちゃんのそら 」を観ていただきました。

絵本『ふうちゃんのそら 』を学校の図書館にと購入いただきました。
ありがとうございました

呉市を学ぶ授業、素晴らしい取り組みに参加させていただき、ありがとうございました









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