Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

切り捨てる腐ったキュウリ

2020-04-07 | SNS・BLOG研究
独第一放送で陽性者数の少ない国を洗っている。ポーランドは、市民の意識が日本と似ている程度の国で同様に極右ポピュリズムが政権をとっている。そしてまったく日本と同じようにコロナテストがされていないと反体制派は騒ぐ、実際にそのテスト数は今迄僅か五万件のテストが三千八百万人の国民になされただけという。その一方政府は早い時期から国境を締めて国民に外出禁止を科したことから、その陽性者数が危機管理の成果として受け止められているとされる。その意味からは日本の政府よりは遥かに独裁的で賢い政府である。しかし実際にはテストを受けたくても受けられない人が多く、実際の感染度は知られていない。

もう一つのEU加盟国の例としてポルトガルが挙がる。こちらは同時に日本では神風のように心のよりどころとなっている「BCG接種でコロナに感染しない若しくは重篤化しない」の非科学的な仮説の根拠の一つとなる感染率の低い国として知られる。その対抗策は最初期に外出禁止に近いものを敷いたからで、そもそも海外からの定年者を集める国であり人口の五分の一以上が65歳というのでそもそも外出の必要が限られる。それによってある程度の制御が可能となったとされている。

しかし、両BCG接種国も現在は無視できない増加を示していて、なにも難しいマックスプランク研究所によるハイテク接種VPM1002の臨床試験結果を待たずともその根拠自体が似非科学であることがハッキリしてきている。要するに日本にも神風などは吹かない。

似非科学に反論することも出来ないが、1989年以降はドイツではBCGが禁止になっていて若い人たちは打っていない。つまり同じように感染している若い層に重篤患者が出たとは聞かないのが不思議なのである。日本では逆にある年齢以上はBCG接種をしていないということで重篤化しているという基本的な状況を重ねて仮説の根拠にしている。似非科学の所以である。

日曜日の夜に英国首相ジョンソンの入院が伝えられた。一週間経過してからの呼吸困難の様である。調べてみると英国のコロナ医療における死亡率は一割に達していて、治癒率も3%ほどである。首相が最初に語っていたように「多くの家族が愛しい人を失う」という政策が自分自身の身に降り注いでいる。重要なのは集団免疫を早く作ることでその過程で犠牲になるのは仕方がないという事だろう。
Coronavirus: PM says 'many more families will lose loved ones'


水曜日に購入したキュウリが腐った。最初から痛みがあったりしたが、直ぐに黴ていた。黴を除去して塩をつけておいたが、黴が増えて駄目になった。一本のキュウリを駄目にしたのは初めてである。原因はスペインやオランダからの国境超えで時間がかかって、スーパーに並ぶ時から悪かったという事だろう。最早野菜は地元産のものを八百屋で購入するしかなくなってきた。徐々に供給が厳しくなってくる。

ベルリナーフィルハーモニカーの五月の公演のキャンセル決定が続いている。ヴィーン公演が無くなったことで既にキャンセルされていた本番のマーラーフェストと共に消え去った。その他のツアーはまだキャンセルされていないが、そもそもメーデーのイスラエル公演が駄目になるのは明らかだ。ベルリナーフィルハーモニカー側からはキャンセルできないのは当然だとしても、イスラエルが躊躇しているのはなぜだろうか。その他の公演も一部ドイツの外交部の後援を受けているので通常の興業ではない。



参照:
二年越しの重点課題 2020-04-06 | 文化一般
政治的パフォーマンス 2020-03-24 | 歴史・時事

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